感謝
第七条 国民は、看護の重要性に対する関心と理解を深め、看護に従事する者への感謝の念を持つよう心がけるとともに、看護に親しむ活動に参加するよう努めなければならない。
感謝が自発的な感情だとすると、法が感謝を定めることには違和感があります。
「国民の祝日に関する法律」は第一条で「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。」と定めています。
こどもの日について、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」と定めています。
1条の「感謝」に強引に結びつけた感じがあります。こどもが母に感謝する日というのも違和感がありますし、「父」は感謝されないのか、差別ではないか、という疑問もあります。
もっとも、感謝の行動はポジティブな感情を導き、治療的効果がある、という報告があります。
谷直樹
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