市民病院が脊髄造影検査で針が誤って脊髄に入り脊髄を損傷する事故で和解(報道)
患者の負担を考慮して検査をその日で終えようとして、通常穿刺を行わないやや高い椎間から穿刺したことと、その際に髄液の流出が十分確認出来なかったが、針先が髄腔にあると判断したことが事故の原因とのことです。
市民病院は、今後、脊髄造影検査で造影剤を注入する際、通常の手順で行い、支障があった場合は検査の遂行を急がず、他の検査を先行させて、穿刺困難である原因についても十分検討した上で、実施しない選択も考慮すること、実施する場合においても通常の手順を順守した範囲で行うことを徹底するとのことです。
この件は、私が担当したものではありません、
脊髄造影検査は細い針を用いて腰椎より硬膜の中にヨード造影剤を注入します。
針を用いるのですから、通常の手順を外れた脊髄造影検査はさけてただきたいと思います。
NST新潟総合テレビ「造影剤を誤って脊髄に…医療ミスで下半身麻痺の80代男性と市民病院が1900万円で和解」(2023年5月16日 )御参照
UX新潟テレビ「脊髄造影検査で医療事故・下半身まひに 新潟市民病院 男性患者に和解金1900万円」(2023年5月15日 )御参照
新潟日報「新潟市民病院、医療事故で両足に障害 1900万円支払いで和解」(2023年5月15日 )御参照
谷直樹
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