弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

県立病院で直径1.5センチの半円形の縫合用の針1本を残す医療事故

山形県立河北病院は、10月16日、50代の男性患者の体内に直径1.5センチの半円形のステンレス製の縫合用の針1本を残す医療事故があったと発表したとのことです。患者は過去に河北病院で心電図の記録計を移植する手術とそれを取り除く手術を受けていて、他院では手術を受けていないとのことです。
病院では、原因について「軽微な手術だったため手術室以外で行われたが、その際の縫合処置の手順が決められてなく、確認作業が適切に行われなかったため」としています。今後は、全てのケースで手術室と同様の手順で確認作業を行うとのことです。
なお、健康被害は生じていないとのことです。

TBS「患者の体内に縫合用の針が7年以上残され…山形県立河北病院で針を置き忘れる医療事故」(2023年10月16日)御参照

谷直樹

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by medical-law | 2023-10-16 21:39 | 医療事故・医療裁判