弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

重篤副作用疾患別対応マニュアル 重症高血圧

厚生労働省は、「重篤副作用疾患別対応マニュアル 重症高血圧」を発表しました。

「・本マニュアルで扱う重症高血圧は、薬剤の副作用による高度血圧上昇で悪循環が引き起こされる高血圧緊急症であり、早期発見と早期治療を要する。
・高血圧緊急症は、血圧の高度の上昇(多くは 180/120 mmHg 以上)によって、脳、心、腎、大血管などの標的臓器に急性の障害(高血圧性脳症、脳血管障害、冠動脈疾患、急性心不全、大動脈解離、急性腎障害など)が生じ進行する病態である。」


「高血圧の原因となる薬剤は多岐にわたり複数の診療科から処方される可能性があるため、他科も含めた内服薬の把握が必要である。特に新規発症の高血圧、高血圧患者の血圧コントロール悪化を認めた場合、原因薬剤が無いか詳細な問診が必要である。該当薬剤を内服する患者に対しては家庭血圧の測定を指導することが必須であり、自己測定が困難な患者に対しては施設での血圧測定や家族による血圧測定などで血圧上昇の早期発見を試みる。特に悪性腫瘍を有する患者への分子標的薬の投与などでは急激な血圧上昇を来すことがある。経口投与の際は見過ごされることもあることから、診療科間の連携を密にして高血圧の早期発見や早期介入により重症化を予防する必要がある。投与開始と発症時期などから血圧上昇との因果関係が明らかな薬剤に関しては、初期の段階から薬剤の中止や代替薬への変更が可能か検討を行う。」
「一般に血圧の上昇のみで症状を呈することはないが、ときに臓器障害の急激な進行をもたらし生命の危険が生じることがある。」


谷直樹

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by medical-law | 2023-12-29 13:04 | 医療