重症熱性血小板減少性症候群(SFTS)のヒトからヒトへの感染症例
国立感染症研究所は、「本例のようなヒト−ヒト感染を予防するためには、SFTSの診療の手引きに準じ、標準予防策および経路別予防策をさらに徹底すべきである。特に、本症例のような重症患者であれば、中心静脈カテーテル挿入や止血処置などの、観血的手技・処置を実施する可能性がある。そのような処置で血液が飛散する可能性がある場合は、目の防護(フェイスシールドやアイガードなど)も行うなど、感染予防対策を徹底するように医療従事者への注意喚起が必要である。また、SFTSクラスター感染を検討した報告では遺体の血液との接触はより感染リスクが高いとの報告もある。死後処置においても血液が飛散する可能性がある場合は、同様の感染対策を行うことが必要である。」としています。
谷直樹
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