弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

神奈川県保険医協会と日弁連が懇談

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神奈川県保険医協会と日弁連貧困問題対策本部は、2024年2月14日、「医療費の窓口負担『善ロの会』」に関する懇談を行いました。神奈川県保険医新聞に第2249号のトップに掲載されています。
辻康弘弁護士は、廃止まで踏み込めなかったが、「医療費の窓口負担のない対象者の範囲の拡大」まで大会決議ができたことは2011年の決議に比べれば前進で、今後はどこまで積み上げができるかが課題である旨述べた、とのことです。
尾藤廣喜弁護士は、イタリアは自己負担がない、医療の本質は経済的弱者を救うことであり、自己負担を強いることは矛盾している旨述べたそうです。さらに、今子どもの医療費無料化も広がっており、安心して医療を受けられる受益感を経験することで医療費ゼロが必要との君が高まるのではないか、と述べたとのことです。
湯浅章平副理事長は、米国のランド研究では窓口負担があることで低所得者層に健康悪化の影響があることが証明された、日本でもモデル地域などを設け財政措置を講じて検証してはどうかと個人的には考えている、と述べたとのことです。

谷直樹

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by medical-law | 2024-03-30 09:17 | 医療