《花の木》
4月のカレンダーはギュスターヴ・カイユボット(Gustave Caillebotte)氏の《花の木》(Arbre en fleurs 1888年)です。
パリ郊外イエールの同氏の自宅の庭です。ピンク、紫、緑、空色の明るい色調の絵です。
フランスには商事裁判所があり、裁判官は選挙で選ばれた商人で、裁判官は自身で営業を営んでいました。商人の紛争については商人が裁判官となるのがよいとの考えからです。実際、和解が成立しやすかったようです。
ギュスターヴ・カイユボット氏の父親は、この商事裁判所の裁判官で富裕な商人でした。その財産と広大な土地を受け継いだ同氏が印象派の画家を経済的に支援していました。
谷直樹
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