弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

6つのR

与薬の6つのR
Right patient
Right drug
Right purpose
Right dose
Right route
Right time
は、よく知られています。
Rより、PDPDRTのほうをおぼえたほうがよいのですが。
route間違いについて注意喚起がなされています。
医療安全情報NO.209「中心静脈から投与すべき輸液の末梢静脈からの投与」(2024年4月)は、「中心静脈から投与すべき高カロリー輸液や高濃度糖液などを、末梢静脈から投与した事例が報告されています。2020年1月1日~2024年2月29日に8件の事例が報告されています。」と注意喚起しています。
「中心静脈は太く血流が多いため、高カロリー輸液や高濃度糖液はすぐに希釈されるが、末梢静脈は血流が少ないためすぐに希釈されず、血管痛や静脈炎などを起こす危険性があることも併せて周知しましょう。」とのことです。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の「PMDA医療安全情報 No.67 2024年1月 高カロリー輸液の投与経路に関する注意について」も御参照

谷直樹

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by medical-law | 2024-04-17 08:29 | 医療事故・医療裁判