大学病院産婦人科における個人情報の漏洩
個人情報の取り扱い、情報セキュリティについては万全はないようです。
【事案1 患者データの無断持ち出し】
2024年2月29日、産婦人科の元常勤医師で当時は非常勤として勤務していた医師が、別の医療機関で勤務中、個人所有のパソコンでインターネットを利用している際にサポート詐欺の被害に遭ったとのことです。当該パソコンには研究目的で収集した大学病院の患者2003名の氏名、患者ID、年齢、診療情報が保存されていたとのことです。
再発防止策
(1)全教職員を対象とした、個人情報持ち出しに関する規定の周知徹底
(2)各所属における個人情報の持ち出しに関する点検・監査等の管理徹底
(3)個人情報の取り扱いおよび情報セキュリティに関する研修等の実施
【事案2 胎児エコー動画の提供ミス】
クローズの処理を怠ったことで新しいフォルダが作成されず、一つのフォルダに複数の方の録画データが保存されてしまい、それに気づかずにフォルダ単位で動画を提供してしまい、他の患者の胎児エコー動画も提供してしまった、とのことです。
再発防止策
(1)胎児エコー動画提供サービスの廃止
(2)マニュアル等の整備による機器の正しい使用法の周知徹底
(3)個人情報の取り扱いおよび情報セキュリティに関する研修等の実施
https://www.med.kindai.ac.jp/notice/2024_0513_6086.html御参照
谷直樹
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