《わたしの美しい庭》

凪良ゆう氏の《わたしの美しい庭》を読みました。
地方都市にあるマンショの屋上にある縁切りの神社と手入れされた庭園が表紙です。
登場人物は
宮司でマンションのオーナーで翻訳業の冷たそうにみえる統理
5歳で両親を亡くし統理に引き取られたおしゃれで怒ると怖い小学生の百音
隣に住み食事を一緒にするLGBTのちゃらそうにみえる路有
22年前に亡くした恋人坂口君を想い続けるアラフォーの地味にみえる桃子
以前マンションに住んでいた坂口君の弟のうつ病の基
などです。
この人たちの会話が優しく楽しい。
-これからぼくたちのことをいろいろ言う人がいるかもしれない。それはその人たちの解釈であって、ぼくと百音ちゃんがなんであるかは、ぼくと百音ちゃんが決めればいい。
-手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。
統理がぽかーんと口を開けた5歳の百音ちゃんに言った言葉です。
わたくしの美しい庭
あの稲妻
ロンダリング
兄の恋人
わたくしの美しい庭Ⅱ
ぼくの美しい庭
各章ごとに視点がかわります。
谷直樹
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