脳神経外科医とその上司の科長を書類送検(報道)
脳神経外科医の容疑は、2020年1月22日、70代女性患者の腰椎の一部を切除する手術で、出血が多く患部が確認できない状況でドリルを操作し、誤って硬膜を傷つけ、神経を巻き込んで切断し両足に重度のまひが残る後遺障害を負わせた疑いです。
科長の容疑は、上級医として手術の助手を務めていたが、ドリルの操作を中断させたり、十分な止血を指示したりすることを怠った疑いです。
患者の長女は「母は、買い物や外食などのささやかな楽しみさえも一瞬にして奪われました。二度と被害者を生まないように執刀した医師には心から反省してほしい」と話している、とのことです
医療事件についての起訴判断のハードルは高いのですが、検察庁がこの件についてどのように判断するか注目したいと思います。
神戸新聞「手術中のドリル操作ミスで神経切断、障害負わせた疑い 執刀医ら書類送検」(2024年7月22日)御参照
関西テレビ「手術ミスで腰の神経の一部切断「母は買い物や外食、ささやかな楽しみさえも奪われた」 市民病院に勤務していた医師を書類送検 」(2024年7月22日)御参照
谷直樹
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