弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

神戸徳洲会病院被害弁護団が院内調査報告書の問題点を指摘(報道)

神戸徳洲会病院被害弁護団は、院内調査報告書について、男性の死因は「心筋梗塞の合併症としての心破裂」とされていましたが、弁護団は、心破裂が生じた時期と死亡の経緯が特定されていないなどと指摘しました。
救急搬送されてから死亡にいたるまでの経過観察と、カルテの記載も不十分な点を疑問としています。
報告書では普段から医師の威圧的な態度から看護師が恐怖心を感じるなど、コミュニケーション不足も見られ、適切な処置ができていなかったとされていますが、弁護団は、十分な調査がなされたとは思えず、さらに詳細な説明を求めるとしています。
弁護団は、今後病院に対して引き続き説明を求めていくとともに、医療事故調査・支援センターの調査の実施も求めていく方針とのことです。

サンテレビ「神戸徳洲会病院の患者死亡問題 被害弁護団が医療事故の「調査報告書」に対する見解示す」(2024年7月31日)御参照

谷直樹

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by medical-law | 2024-08-02 23:07 | 医療事故・医療裁判