『烏に単は似合わない』
阿部智里氏の『烏に単は似合わない』を読みました。八咫烏シリーズの第1作です。第1作は地獄のプロローグにすぎないと言われています。
八咫烏の王朝での若宮の后選びといファンタジー設定です。br>
4家から送り込まれた4姫、あせび、浜木綿(はまゆう)、 真赭の薄(ますほのすすき)、白珠(しらたま)の后候補の戦いです。
第1章春で読者を導いて4姫のキャラクターが示されます。
第19回松本清張賞(2012年)受賞作ですので、当然オセロのように裏返しがあります。
第5章再びの春で4姫の本性が明かされます。
序章で語られなかった若宮の気持ちは終章で明かされます。
見事なイヤミスです。
谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
↓