日弁連 「最高検察庁監察指導部に対し申立ての取下げをめぐる事実関係の調査及び結果の公表を求める会長談話」
「弁護人が最高検察庁監察指導部に対して行った申立てについて、被疑者の逮捕を示唆するなどして取下げを要求するようなことは、正当な弁護活動に対する不当な介入であって、看過できるものではない。違法・不適正な行為に関する情報提供者に対する不利益の示唆は、違法・不適正行為を隠蔽するものであって、情報提供制度の存在意義を否定するものである。最高検察庁監察指導部は、不適正な取調べによって罪を犯していない市民を罪に陥れようとした検察不祥事を受けた検察改革の一環として創設されたものであることも踏まえると、問題は極めて深刻である。申立ての取下げにより、事実上、事実関係の調査や指導が行われないこととなるとすれば、それ自体が不適切であり、監察指導部が検察改革で期待された役割を果たしているのか、重大な疑問がある。
当連合会は、最高検察庁監察指導部に対し、上記の申立ての取下げをめぐる事実関係につき公正な調査を実施し、その結果を公表することを求める。」
約1月たちますが最高検察庁監察指導部は対応したのでしょうか。
谷直樹
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