腸管穿孔による腹膜炎で死亡した件で市が1500万円支払い和解へ(報道)
越谷市によると、2019年11月12日、越谷市立病院で後腹膜鏡下左腎尿管全摘術を受けた市内の男性=当時(86)が、腸管穿孔による腹膜炎を起こし15日に死亡した件で、第三者委員会による事故を防ぐことも可能だった等の調査結果を受け、損害賠償1500万円を遺族に支払い和解する議案を9月2日に開会する市議会9月定例会に提出すると発表した。
報道の件は私が担当したものではありません。
穿孔事案で以前は合併症だから責任がないという主張がありましたが、合併症には注意すれば回避できる合併症と注意しても回避できない合併症があります。注意すれば悪しき結果を回避できる場合は不注意が原因ですから有責と判断されることが多いです。市は、この件について「医療過誤ではないが死亡に至った責任はある」として発表していますが、医療過誤と考えられるのではないでしょうか。
埼玉新聞「男性死亡…市立病院で手術後に 尿管全摘し、腹膜炎を起こす…3日後に息を引き取る 損害賠償1500万円、遺族に支払い和解へ 防ぐことも可能だった」(2024年8月29日)御参照
谷直樹
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