元教授による患者情報の目的外利用
「このたび、広島大学大学院医系科学研究科元教授が、在職中に知り得たと思われる本院の特定の患者さんの氏名・住所等を利用し、大学退職後に、アンケート及び自身が開設したクリニックの紹介の書面を、当該患者さん宛に郵送していることが判明しました。
本学の規則上、患者さんの個人情報を持ち出すことは禁止されていますが、それにもかかわらず、本院が知り得ない状況で、本院患者さんの氏名・住所等が持ち出され、目的外利用が生じた疑いがあることは看過できません。
患者さん並びに関係する医療機関に、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
本院から元教授に対し、保有している個人情報や患者さんから返送されたアンケートを全て返却するよう依頼しましたが、元教授からは、これらについては全て破棄したとの報告を受けています。
本件につきましては、直ちに本院より大学へ報告し、大学は、すでに以下の措置を講じております。
1 法令に基づく関係機関への報告
2 外部の弁護士複数名を委員に加えた事実関係究明のための調査会の設置
3 院内における患者情報の取扱いに関する再度の注意喚起
なお、上記調査会において、事実関係の究明を進めていますが、現状では、元教授からは患者さんの氏名・住所等をアンケート等の郵送に使用したのみであると聞いており、患者さんご本人以外の第三者に、個人情報が漏れた等の被害は確認しておりません。
上記調査会の結果を踏まえ、元教授に対する措置及び再発防止等に厳格に対処していく所存です。
令和6年9月30日」
谷直樹
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