弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

抗菌薬を通常の5倍の濃度でかつ通常の半分の時間で投与した約1時間後に6か月の乳児が死亡(報道)

こども病院に入院していた生後6カ月の先天性の疾患がある乳児に肺炎の症状が見られたため抗菌薬アジスロマイシンを投与したところ、約1時間後に乳児が死亡する医療事故があったと兵庫県が発表しました。
医師が添付文書を十分に確認せず、希釈方法と投与時間を看護師に誤って指示したため、通常の5倍の濃度で通常の半分の時間で投与したとのことです。
病院は、外部の医師などで構成する調査委員会を設置し、事故原因を検証するとのことです。
事故原因の解明と再発防止策の策定が待たれます。

なお、この件は私が担当したものではありません。

NHK[兵庫県立こども病院 生後6か月の乳児 薬の過剰投与後に死亡](2024年11月14日)御参照

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ


by medical-law | 2024-11-14 17:37 | 医療事故・医療裁判