弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

市立病院で約90分間アラームに気づかず、患者死亡(報道)

遺伝性筋疾患で在宅型の非侵襲的陽圧換気療法の人工呼吸器を装着していた 30 代の男性患者が、新型コロナウイルス感染症に罹患し、令和 5 年 12 月富士吉田市立病院に入院し、入院数日後に呼吸器のマスクがずれ、気量低下による呼吸不全から心肺停止となり、死亡しました。
患者に装着していた人工呼吸器や心電図モニター等の異常を知らせるアラームに鳴っていましたが、看護師は約 90 分間気づかず、心肺蘇生が遅れました。同病院は、2024年12月25日、この事故を公表しました。アラームに約 90 分気づかないというのはよほどのことです。
警察が捜査中であることを理由に、病院はアラームに気づかなかった理由など詳しい状況を明らかにしておりません。
なお、これは、私が担当した事件ではありません。

YBS「30代の入院患者が死亡する医療事故 呼吸器マスクが外れる 約90分間アラームに気付かず 山梨・富士吉田市立病院」(2024年12月25日)御参照


谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ


by medical-law | 2024-12-25 23:24 | 医療事故・医療裁判