弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

総胆管結石除去手術に付随する危険性の説明が十分に行われなかった件で県が300万円支払いへ(報道)

新潟県立新発田病院で 令和3年12月に視鏡による総胆管結石除去術を受けた胎内市在住の男性(当時70歳代)が十二指腸穿孔を発症しその手術の2日後に死亡した件で、手術に付随する危険性の説明が十分に行われなかったことから、新潟県は300万円の損害賠償を遺族に支払うことで新潟簡易裁判所遺族との民事調停が成立し、6月の議会に提案予定と報じられています。電子カルテ上に死亡リスクについて説明した記録が残っておらず、説明不足だったことが否定できないとのことです。
医師は手術手技だけではなくリスクの説明についても十分な注意が必要です。
なお、この件は私が担当したものではありません。

BSN「総胆管結石除去手術後に男性死亡し病院が300万円の損害賠償 遺族は「医師の説明不足」主張 新潟・新発田市」(2025年6月6日)ご参照

谷直樹

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by medical-law | 2025-06-07 15:23 | 医療事故・医療裁判