弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

低ナトリウム血症補正後に重度の後遺症が残った事案で裁判上の和解(報道)

北播磨総合医療センターで2014年7月急性気管支炎で入院した生後1カ月半の女児に、ナトリウム濃度の低い輸液を投与したが、量が多すぎて血液中のナトリウム濃度が低下し、補正するためにナトリウムを投与したところ、脳細胞に障害が起き、重い後遺症が残る医療事故があった件で、神戸地裁が2025年2月に和解勧告し、双方が受け入れたため、北播磨総合医療センター企業団は2025年6月、解決金として1200万円を両親側に支払った、と報じられています。
低ナトリウム血症の急速補正はODSのリスクがありますが、裁判では因果関係が争われたとのことです。和解金額からすると裁判所は因果関係について相当程度の可能性を認めたものと考えられます。
なお、この件は私が担当したものではありません。

神戸新聞「入院した乳児に脳障害残る医療事故 北播磨総合医療センター、両親に解決金1200万円支払い和解」(2025年8月7日)ご参照


谷直樹

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by medical-law | 2025-08-09 13:25 | 医療事故・医療裁判