蛍
をとこにわすられて はへりけるころ きふねにまゐりて みたらしかはに ほたるのとひはへりけるをみてよめる
ものおもへは さはのほたるを わかみより あくかれにける たまかとそみる
後拾遺和歌集の和泉式部の和歌です
貴船の蛍をあくかれにける魂とよんでいます
源氏物語「幻」の巻にも、紫の上の死後源氏が蛍をみて悲しみを深める描写があります
いと暑きころ、涼しき方にて眺めたまふに、池の蓮の盛りなるを見たまふに、「いかに多かる」など、まづ思し出でらるるに、ほれぼれしくて、つくづくとおはするほどに、日も暮れにけり。ひぐらしの声はなやかなるに、御前の撫子の夕映えを、一人のみ見たまふは、げにぞかひなかりける。
つれづれとわが泣き暮らす夏の日を
かことがましき虫の声かな
蛍のいと多う飛び交ふも、「夕殿に蛍飛んで」と、例の、ふることもかかる筋にのみ口馴れたまへり。
夜を知る蛍を見ても悲しきは
時ぞともなき思ひなりけり
白楽天が「長恨歌」で「夕殿蛍飛思悄然」(夕殿に蛍飛んで思い悄然たり)と、楊貴妃を失った玄宗皇帝の悲しみをよんだのをふまえています
椿山荘に蛍を見に行ったことがあります
関東でも蛍がみることができるところがあります
↓
https://weathernews.jp/hotaru/area/kanto/
谷直樹
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ものおもへは さはのほたるを わかみより あくかれにける たまかとそみる
後拾遺和歌集の和泉式部の和歌です
貴船の蛍をあくかれにける魂とよんでいます
源氏物語「幻」の巻にも、紫の上の死後源氏が蛍をみて悲しみを深める描写があります
いと暑きころ、涼しき方にて眺めたまふに、池の蓮の盛りなるを見たまふに、「いかに多かる」など、まづ思し出でらるるに、ほれぼれしくて、つくづくとおはするほどに、日も暮れにけり。ひぐらしの声はなやかなるに、御前の撫子の夕映えを、一人のみ見たまふは、げにぞかひなかりける。
つれづれとわが泣き暮らす夏の日を
かことがましき虫の声かな
蛍のいと多う飛び交ふも、「夕殿に蛍飛んで」と、例の、ふることもかかる筋にのみ口馴れたまへり。
夜を知る蛍を見ても悲しきは
時ぞともなき思ひなりけり
白楽天が「長恨歌」で「夕殿蛍飛思悄然」(夕殿に蛍飛んで思い悄然たり)と、楊貴妃を失った玄宗皇帝の悲しみをよんだのをふまえています
椿山荘に蛍を見に行ったことがあります
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by medical-law
| 2026-06-14 07:31
| 日常

