弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 03月 16日 ( 3 )

医療版事故調,医療過誤原告の会,3月17日,名古屋桜華会館で講演会

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朝日新聞「医療版事故調 あり方考える ●あす中区で講演会」(2012年3月16日)は次のとおり報じています.

「医療事故の原因究明にあたる新たな組織のあり方を考える講演会が17日、名古屋市中区三の丸1丁目の桜華会館で開かれる。医療事故の被害者や医療過誤訴訟にかかわる弁護士が、医療事故調査機関(医療版事故調)の設立を求める立場から講演する。
 医師や弁護士らで作る全国組織「医療事故情報センター」(名古屋市)の堀康司弁護士が、諸外国で医療事故が起きた際の対応について話す。また、医療過誤で息子が脳に重い障害を負った春日井市の稲垣克巳さんが体験を通じて医療版事故調の必要性を説く。
 主催する「医療過誤原告の会」の中部地区代表の森永泰彦さん(66)は「医療訴訟では被害者側が立証しなければならないが、医療側から資料を引き出すことすら難しい」と話す。
 医療版事故調をめぐっては、2008年に厚生労働省が創設案をまとめた。しかし、警察への通報義務をめぐり医療界の一部が反発。政権交代後、具体化に向けた動きはなかったが、国は今年2月から原因究明をする組織のあり方をめぐる議論を再開させた。
 講演は午後1時15分からで、無料。問い合わせは森永さん(090・8076・3438)。」


医療過誤原告の会のサイトによると,以下のとおりです.

日時 3月17日(土)13:15~16:30
場所 桜華会館 052-201-8076  部屋名 八重桜(定員30名)  
   名古屋市中区三の丸一丁目7番2(名古屋地裁向)
   最寄駅、丸の内、または市役所
① 挨拶 13:15~13:20 森永中部地区代表 
② 情勢・原告の会活動報告 13:20~13:40 宮脇会長
③ 講演 諸外国の医療事故対応の動向 13:40~14:30 堀 康司弁護士
④ 講演 医療の安全を願って 14:30~15:15 稲垣克巳氏 
⑤ 休憩 15:15~15:25
⑥ 会員の体験交流・相談 15:25~16:30
参加費 無料
連絡先 森永(090-8076-3438)、清水(080-3068-5183)

谷直樹
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by medical-law | 2012-03-16 13:14 | 医療事故・医療裁判

藤沢市民病院だけではなく,大和市立病院皮膚科も患部を撮影したデジタルカメラを紛失してました

b0206085_14442370.jpg神奈川新聞「大和市立病院、7人の患部画像紛失/神奈川」(2012年3月15日)は,次のとおり報じています.

「大和市立病院は15日、皮膚科患者7人の患部画像、氏名、病名など個人情報が記録されたSDメモリーカード1枚と、デジタルカメラ1台を紛失した、と発表した。

 病院によると、紛失は昨年10月に判明。皮膚科長も把握していたが、紛失届、事故届けなどの文書は作成せず、口頭で病院総務課の係長と委託会社の警備員に報告したのみで、病院組織としては把握していなかった。今年2月に藤沢市民病院でカメラの紛失があり、大和市でも調査したところ、発覚したという。

 問題のカメラは昨年10月7日午後4時ごろ、同科の30歳代の女性医師が「保管」のために、同科診察室のプラスチックかごに置き、布をかぶせた。この医師が連休明けの同11日午前11時ごろ、なくなっていることに気付き、上司の同科長に報告した。

 病院側は今年2月、大和署に紛失を届け出。3月に入り、患者側に謝罪した。個人情報の悪用は確認されていないという。五十嵐俊久病院長は「個人情報保護の教育を徹底し、再発防止に努めたい」と陳謝した。」


個人情報の管理があまりにも杜撰です.
しかも,紛失が2011年10月なのに,2012年2月に警察に届け出,同年3月に患者に謝罪したというのですから,対応が遅すぎます.
藤沢市民病院の紛失事故が報じられなければ,警察への届出,患者への謝罪は行われなかったのでしょうか.

谷直樹
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by medical-law | 2012-03-16 01:40 | 医療

今市署,高濃度塩化カリウム製剤のワンショット投与で患者を死亡させた今市病院の准看護師を送検

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以前,高濃度カリウム製剤や10%リドカイン製剤のワンショット輸液事故が報じられていました.私も,高濃度カリウム製剤のワンショット輸液事故の民事裁判を担当したことがあります.
その後,高濃度カリウム製剤の病院常備は終焉したと思いましたが,日光市の今市病院で,准看護師(23歳)が,2010年1月23日,高濃度カリウム製剤をワンショット投与し,患者(女性,当時88歳)を死亡させるという痛ましい事故がおきました.
今市署が准看護師を業務上過失致死の容疑で宇都宮地検に書類送検したことが報じられています.

毎日新聞「医療過誤:日光の病院で88歳、点滴ミスで死亡 准看護師を書類送検」(2012年3月15日)ご参照

【追記】  
日本経済新聞「点滴ミスで88歳死亡 准看護師を略式起訴」(2012年9月27日)は,次のとおり報じました.

「栃木県日光市の今市病院で2010年1月、肺炎などで入院していた市内の女性患者(当時88)に誤った方法で点滴し死亡させたとして、宇都宮区検は27日までに、准看護師として同病院で働いていた女性(23)を業務上過失致死罪で略式起訴した。24日付。

 起訴状によると、10年1月23日午前11時15分ごろ、患者に点滴する際、医師から濃度を薄めて使うよう指示されていた塩化カリウム液をそのまま点滴し、高カリウム血症により心停止させ、4日後に死亡させたとしている。〔共同〕」



宇都宮簡裁は,同年9月28日,准看護師に罰金70万円の略式命令を出しました(毎日新聞2010年9月29日).

谷直樹
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by medical-law | 2012-03-16 01:24 | 医療事故・医療裁判