弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 10月 06日 ( 2 )

すみだ水族館

事務局Hです.

知り合いが建設に関わっていたことと,水族館が大好きなので,ずっと前から行ってみたいと思っていたすみだ水族館に,念願叶って行ってきました.

館内に一歩入ると水族館とは思えないスタイリッシュな空間で,
中はさほど広くもなく,動物の種類も決して多い方ではないのですが,
小さい水槽をいくつも置いていたり,水槽の向こう側に研究室の中が見え,研究員の方が記録を付けているところが見られたりと,今までにない雰囲気の水族館でした.

すみだ水族館_b0206085_972339.jpg


写真は,チンアナゴとニシキアナゴです.
決して全身を出さずにゆらゆらと水中を漂ってるのですが,
お食事の時間に餌を求めてうっかり全身を出してしまい,慌てて穴を掘って戻ろうとするそそっかしい子もいて,とても微笑ましかったです.

すみだ水族館内では,クロスワードパズルを解いて正解すると景品がもらえる催しをやっていたのですが,
入り口で解答用紙を配られるなり,頭のいい友人が,「答え,普通に考えて○○○じゃない?」と言ってしまったため,
道中は,
「タテの6は,××だよ!」
「さすが!あとちょっとで正解分かるね!正解何かな~.」
などと,白々しい会話を交わしながらのクロスワードパズルでした.
結局ちゃんと正解し,景品をいただいて,大満足のすみだ水族館めぐりでした.

飼育員の方が積極的に客とコミュニケーションをとって,生き物について知ってもらおうとする姿勢を感じました.
また,お食事や,体重測定の様子など,色々と見られるので,小さいお子さんにいいなと思いました.

谷直樹法律事務所 事務局H

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by medical-law | 2012-10-06 09:07 | 趣味

市立奈良病院,インターフェロン療法の副作用による自殺事案,1500万円で和解(報道)

読売新聞「インターフェロン療法後自殺 市立奈良病院側と遺族和解」(2012年10月6日)は,次のとおり報じています.
 
「奈良市の市立奈良病院で、インターフェロン療法によるC型肝炎の治療を受けたあと自殺した市内の男性会社員(当時27歳)の両親が、「うつ症状の副作用に関する説明を怠った」などとして、病院を運営する地域医療振興協会(東京)と主治医に6900万円の損害賠償を求めた訴訟が、地裁(一谷好文裁判長)で和解していたことがわかった。

 和解は昨年12月14日付。協会が両親に1500万円を支払い、協会と主治医が同療法で、こうした副作用に注意して治療に努めることなどが条件。」


医療過誤に基づく損害賠償は,①注意義務違反(過失),②因果関係,③損害の3要件がそろってはじめて認められます.

医師は,インターフェロン療法の副作用(抑うつ症状等)について説明する義務がありますし,副作用に注意して治療に努める義務があります.本件は,おそらく,注意義務違反については認められる事案だったのでしょう.
注意義務違反が認定できても,さらに,医師が副作用(抑うつ症状等)について説明していれば,患者はインターフェロン療法義務を選択しなかった,医師が副作用に注意して治療に努めていたら,自殺の徴候を発見できインターフェロン療法を中止し自殺を防止できた,という因果関係の認定が必要です.
そして,最後に,注意義務違反と相当因果関係のある損害を認定する必要があります.
請求認容判決には,①注意義務違反(過失),②因果関係,③損害の3要件について厳密な証明が必要です.

これに対し,裁判上の和解は,厳密な証明を要せず,或る程度の心証に基づき中間的解決が可能です.
本件において,協会が両親に1500万円を支払い,協会と主治医が今後インターフェロンのこうした副作用に注意して治療に努める,という和解は,裁判所の心証に基づき成立したものと思います.

谷直樹

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by medical-law | 2012-10-06 08:16 | 医療事故・医療裁判