弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2015年 06月 26日 ( 1 )

富士宮市立病院、人工呼吸器のバルブを逆に接続した事案で3000万円和解へ(報道)

毎日新聞「富士宮市立病院医療過誤:和解へ 損賠3000万円支払い」 (2015年6月25日)は、次のとおり報じました. 

「富士宮市は23日、2010年に同市立病院で起きた医療事故をめぐり、3000万円の損害賠償を原告側に支払う議案を6月定例市議会に提出した。議決後、正式に和解する。

 同病院によると、10年8月、心臓疾患で救急搬送された60代の男性に人工呼吸器を装着する際、誤ってバルブを逆に接続した。男性に酸素が供給されず脳死状態に陥り、現在も入院しているという。男性の成年後見人が13年、静岡地裁に賠償を求めて提訴。今年2月に地裁から和解提案があり、今月上旬に原告側と合意したという。【高橋秀郎】」


報道の本件は、私が担当したものではありませんので、どうして接続を間違えたのわかりませんが、人工呼吸器の回路接続を間違えた事例の報告は少なくありません.

財団法人日本医療機能評価機構は、2006年1月1日~2008年9月30日の間に6件報告されているとのことで、2008年11月に、「医療事故情報収集等事業医療安全情報 No.24」をだして注意喚起を行っています.報道の件は、その後に起きた医療事故です.医療安全情報の注意喚起が活かされなかった点が残念です.


谷直樹

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by medical-law | 2015-06-26 06:24 | 医療事故・医療裁判