弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2015年 11月 21日 ( 2 )

神戸市の病院,腰部脊柱管狭窄症の手術でマーキングの位置を間違え誤った部位を切除

神戸新聞「腰椎手術で誤った部位切除 マーキングミス 神戸」(2015年11月20日)は,次のとおり報じました.

「神戸市立医療センター中央市民病院(中央区)は20日、兵庫県内の70代女性患者への腰椎手術で、整形外科の執刀医がマーキングの位置を間違え、誤った部位を切除した、と公表した。女性には再手術を実施し、後遺症はないという。

 同病院によると、腰椎の一部が神経を圧迫して脚にしびれなどが出る「腰部脊柱管狭(きょう)窄(さく)症」の手術で、5月21日に実施。第4~5腰椎が患部だったが、執刀医は第3~4腰椎と取り違えたとされる。

 術後もしびれがとれなかったため、エックス線検査で確認して発覚。同27日に患部を再手術したという。(小川 晶)」


人は誰しも間違えます.ですから,確認がつねに必要です.


谷直樹


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by medical-law | 2015-11-21 16:27 | 医療事故・医療裁判

新潟県の病院,他院の治療依頼を見逃した件について新潟地裁で和解

毎日新聞「県立吉田病院:治療情報見逃し 患者遺族と和解 /新潟」(2015年11月21日)は,次のとおり報じました.

「県立吉田病院(燕市)は20日、別の病院から移ってきた患者の紹介状に記された治療依頼を見逃し、患者が死亡したとして、遺族との和解に同意したと発表した。賠償額は1000万円で、県議会12月定例会に提案する。

 同病院によると、2011年5月、立川綜合病院(長岡市)で心臓手術を受けた燕市の当時80代の男性が、術後の治療を受けるため、吉田病院に通院を始めた際、送られてきた紹介状に記載されていた胆のうがんの治療依頼を、担当医が見落としたという。

 男性は12年4月、立川綜合病院に救急搬送され、がんが放置されていたことが判明。6月に同病院で手術を受けたが、8月に急性心不全のため死亡した。

 吉田病院はミスを認め謝罪。遺族は13年7月、新潟地裁に提訴し、今年9月に和解案が示されていた。立川綜合病院も和解に応じ、200万円を支払うという。【米江貴史】」


この件は,私が担当したものではありませんので,推測になりますが,争点は因果関係,賠償額だったと思います.紹介状の記載を見逃した事実は争いようがなく,本来であれば,訴訟前に合理的適正な金額で解決すべき事案のように思います.


谷直樹


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by medical-law | 2015-11-21 16:13 | 医療事故・医療裁判