弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2017年 10月 28日 ( 2 )

横浜市の病院が肝生検後の女児死亡で提訴される(報道)

朝日新聞「肝生検後に11カ月の女児死亡、両親が横浜の病院を提訴」(2017年10月27日)は,次のとおり報じました.

「○○病院で2010年、肝臓組織を採取する検査を受けた女児がその後死亡したことをめぐり、両親が26日、「病院の術後管理が不適切だったのが原因」などとして、病院側に約9千万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。両親の代理人弁護士が明らかにした。

 訴状によると、当時生後11カ月だった女児が10年9月1日、胸部から針を刺して肝臓組織を採取する検査(肝生検)を受けた後、容体が急変して同2日に死亡した。監察医による解剖の結果、女児の死因は肝生検による失血死とされた。

 両親側は、経験の浅い医師らの施術によって肝臓から出血した過失があったと主張。検査後に手足が冷たくなったり、唇が青白くなったりするなどの異常が現れたにもかかわらず、医師らが適切な対応をとらなかった、などと訴えている。

 ○○病院は取材に対し、「見解は裁判で表明したい」とコメントした。」


報道の件は私が担当したものではありません.
監察医による解剖の結果死因が肝生検による失血死とされたこと等からすると病院に責任がありそうですが,裁判の結果に注目したいと思います.

谷直樹

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by medical-law | 2017-10-28 10:03 | 医療事故・医療裁判

青森市の病院,患者の名前を確認せず血圧降下剤や高血圧治療薬を心不全患者に服用させ死亡させる(報道)

産経新聞「誤投与、80代女性死亡」(2017年10月27日)は,次のとおり報じました.

「病院によると、女性患者は7月25日に心不全などの症状で入院した。9月24日朝、女性を担当していた20代の女性看護師が、別の患者向けの血圧降下剤や高血圧治療薬を服用させた。投与後すぐに気付き、女性患者はその後、集中治療室で治療を受けたが、10月14日に心不全で死亡した。

 看護師が薬を入れた容器に貼られた患者の名前を確認しなかったことが原因としている。病院は処分を検討する。

 病院は遺族に謝罪した上で、賠償などの協議に応じる方針。遠藤正章院長は記者会見で「遺族に心からおわび申し上げる。病院を挙げて安全な医療体制の構築に努める」と述べた。」


報道の件は,私が担当したものではありません.
マニュアルは確認を求めています.ところがマニュアルを無視する看護師がいます.確認を必ず行わせるためには,研修,教育の徹底が必要でしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2017-10-28 09:50 | 医療事故・医療裁判