弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2018年 06月 08日 ( 2 )

精神保健指定医、34人を行政処分

毎日新聞「精神保健指定医 資格不正取得で34人処分 厚労省」(2018年6月6日)は,次のとおり報じました

「精神障害者の強制的な入院の妥当性を判断する精神保健指定医の資格不正取得に関わったとして、厚生労働省は6日、元指定医34人の行政処分を発表した。診療行為ができなくなる医業停止1カ月と戒告がいずれも17人。発効は6月20日。

 処分を受けたのは、資格申請の際、他の医師が診察した患者のリポートを使い回したり、その指導に当たったりした元指定医ら。厚労省の全国調査で不正が発覚し、2016年10月に資格を取り消した。通常の医師としての診療は続けていた。今回を含めて計99人が処分を受け、うち23人は処分撤回などを求める訴訟で国と争っている。」


精神保健指定医の資格の不正取得に関与した医師の数の多さに驚かされます.

谷直樹

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by medical-law | 2018-06-08 06:55 | 医療事故・医療裁判

新潟市民病院,2種類の鎮静剤と1種類の鎮痛剤を投与し呼吸停止,心筋梗塞で死亡した事案で2000万円賠償(報道)

テレビ新潟「新潟市民病院で医療ミス 男性患者が死亡」2018年6月6日)は,次のとおり報じました.

「新潟市民病院はおととし10月、70代の男性患者に行った食道がんの手術で、適切に気道を確保しないまま鎮静剤などを投与し、その後、患者が死亡する医療ミスがあったと発表した。

 医療ミスがあったのは、新潟市中央区の新潟市民病院だ。
 病院によると、新潟市内に住む70代の男性患者は、おととし10月に食道がんの内視鏡手術を受け、適切に気道を確保されないまま2種類の鎮静剤と1種類の鎮痛剤を投与された。患者はその後、心筋梗塞を引き起こして死亡したという。
 患者が死亡した原因について、病院は鎮静剤の投与により低酸素状態となり、心筋梗塞を発症した可能性が高いとしている。
 病院は遺族側と協議し、ことし3月、2000万円で和解する方針で合意した。
 また、再発防止策として鎮静剤を使用する内視鏡手術では、患者の呼吸を監視する専属の医師を1人配置することなどを決めている。

 新潟市民病院は「再発防止策を確実に実施すると共に、職員一丸となって信頼の回復に努めます」とコメントしている。」



新潟日報「新潟市民病院、医療ミスで患者死亡 賠償金2千万円で遺族と和解」(2018年6月6日)は,次のとおり報じました.

「新潟市民病院は6日、食道の内視鏡手術を受けた男性患者に薬剤を誤った方法で投与し、その後男性が死亡する医療事故が2016年にあったと発表した。事故原因の調査を続けてきた病院は医療ミスを認め、2千万円を賠償することで遺族と和解した。

 病院によると、死亡したのは新潟市の当時70代男性。食道がん切除のため、16年10月に内視鏡手術を受けた。手術中に男性が激しく動いたため、医師が複数の鎮静剤を投与したところ、相互作用により薬が過剰に効き、自発呼吸が停止した。呼吸は回復したものの、直後に心筋梗塞を発症し、手術の2日後に死亡した。

 病院は、医師が鎮静剤を併用する際の注意を怠り投与したことが呼吸停止の原因とし、その後の心筋梗塞につながった可能性を認めた。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
2種類の鎮静剤と1種類の鎮痛剤を投与→呼吸停止→呼吸回復→直後に心筋梗塞→2日後に死亡,という経過で,過失と因果関係を認め,2000万円を賠償した事案です.

谷直樹

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by medical-law | 2018-06-08 05:46 | 医療事故・医療裁判