弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2018年 06月 09日 ( 1 )

新潟県立がんセンター新潟病院,右腎臓の動脈を誤って切断した事案で2054万円賠償(報道)

新潟日報「誤って違う動脈を切断 がんセンター 医療事故で調停成立へ」(2018年6月8日)は,以下のとおり報じました.

「県立がんセンター新潟病院(新潟市中央区)は8日、2016年7月に同市の60代男性が左腎臓の摘出手術中に、右腎臓の動脈を誤って切断され、機能障害が残る医療事故があったと発表した。県は約2054万円の損害賠償を支払うことで男性側の同意を得ている。6月県議会に関連議案を提案し、議決後に民事調停が成立する見通し。

 病院によると、男性は腎がんのため、腹腔(ふくくう)鏡下で左腎臓の摘出術を受けた。腫瘍が右側に突出していた影響で、右の腎臓の動脈を左の腎臓の動脈と誤認して切断。男性は右側の腎臓を元に戻す手術を受けたが、機能障害が残り、重労働が難しくなったという。

 佐藤信昭院長は「多大なご負担とご迷惑をお掛けすることになり、患者さんならびにご家族に心よりおわび申し上げる。再発防止に向けて職員一同、努力したい」とコメントした。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
予定と異なる動脈を切断した場合,基本的に注意義務違反(過失)が認められます.血管の走向,同定に注意し,不必要な血管を切断しないように注意する義務があるからです.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!

  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

by medical-law | 2018-06-09 23:46 | 医療事故・医療裁判