弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2019年 06月 24日 ( 2 )

日本禁煙学会らが厚労省に禁煙外来がより効果を上げられるようニコチン依存症管理料の改訂を要望

一般社団法人日本禁煙学会,公益財団法人健康・体力づくり事業財団,公益財団法人結核予防会および公益財団法人日本対がん協会は,2019年6月20日,厚生労働省にニコチン依存症管理料の改訂を要望しました.

「禁煙外来がより効果を上げられますよう、以下の改定をお願い申し上げます。

(1)ニコチン依存症管理料の算定要件は初回算定日より1年経過後になっていますが、これを半年経過後に算定が可能にしていただきたく存じます。

(2)途中で脱落する理由としては、投与総ニコチン量が足りないことが多く、離脱症状を抑えられないので、チャンピックスとニコチン製剤とのコンビネーション治療をお認めいただきたく思います。禁煙外来のスケジュールも、もう少しフレキシブルにして、脱落を防止できるようにしていただきたく、お願い申し上げます。

(3)医療機関は7月から、敷地内禁煙(屋外に喫煙場所(=特定屋外喫煙場所)設置可)となり、兵庫県は条例で喫煙所設置不可、大阪府と山形県は努力規定で不可なので、禁煙治療の保険適用要件の敷地内禁煙がより多くの医療機関で実現します。「A200総合入院体制加算」など診療報酬には様々の加算がありますが、これを法に合わせ、整合性を持たせるようお願いします。」


谷直樹

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by medical-law | 2019-06-24 07:39 | タバコ

6カ月の乳児点滴漏れにより皮膚壊死(報道)

神戸新聞「 生後6カ月の乳児に点滴漏れ 足の甲の皮膚壊死 兵庫県立こども病院」(2019年6月19日)は次のとおり報じました.

「兵庫県病院局は19日、県立こども病院(神戸市中央区)で生後6カ月の乳児に点滴中、点滴液が体内などに漏れて足の甲の皮膚が壊死する医療事故があったと発表した。太ももの皮膚を移植したが、今後、指の変形や知覚が弱まる可能性などがあるという。

 乳児は男児で、のどにできた嚢胞を摘出するため4月3日に入院。手術後の同5日早朝、右足の甲から細胞外液補充液の投与を受けたが、看護師が同日夜、男児の足に腫れやただれなどがあるのを発見した。

 足の甲の皮膚の大部分が壊死し、現在は経過観察中という。同病院は点滴の際、1時間ごとに安全チェックをするよう規定。担当の看護師2人は点滴の投与量などは確認していたが、針の刺入部分はガーゼを取り換えてから約5時間、確認していなかったという。

 同病院局は「点滴漏れの原因は不明だが、十分な観察ができていなかった。刺入部は見えにくいガーゼではなく、透明フィルム剤を使用するなどし確認しやすい方法に改善する」としている。(前川茂之)」


報道の件は私が担当したものではありません.
点滴漏れによる壊死はとときどき起きています.
ほとんど全ての例が看護師が点滴漏れの危険に鈍感になっていて見ていないことが原因です.

谷直樹

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by medical-law | 2019-06-24 07:13 | 医療事故・医療裁判