弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2019年 11月 26日 ( 3 )

綾部市の病院の小腸損傷事故867万円で和解(報道)


京都新聞「手術のカテーテルで小腸損傷、元患者に和解金867万円 市立病院医療事故」(2019年11月26日)は次のとおり報じました.

「京都府綾部市は26日、2012年12月に同市立病院で起きた医療事故で、元患者と和解が成立する見通しとなり、損害賠償や慰謝料として和解金計867万円を元患者に支払うと発表した。12月3日開会の市議会定例会に病院事業会計補正予算案として提案する。

 事故は、舞鶴市在住の女性=当時30代=が卵巣から腫瘍を摘出する腹(ふく)腔(くう)鏡手術を受けた際、医師が挿入したカテーテルが小腸を損傷した。和解金は市が交付し、市立病院を運営する市医療公社が支払う。」


報道の件は私が担当したものではありません.
腹腔鏡下の卵巣腫瘍摘出手術でカテーテルが小腸を損傷した事案について,責任を認めた例です.


谷直樹

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by medical-law | 2019-11-26 21:14 | 医療事故・医療裁判

綾部市の産婦人科医,市に3億3600万円相当の金塊を寄付

綾部市の産婦人科医,市に3億3600万円相当の金塊を寄付_b0206085_22343975.jpg

京都新聞「金塊3億円超、市に寄付 88歳医師「使い道はお任せ」(2019年11月26日)は次のとおり報じました.

「京都府綾部市は26日、市内の産婦人科医から「地域振興に使ってほしい」と金塊の寄付を受けたと発表した。金塊は110個計60キロで3億3600万円相当。市は金塊を現金化する議案を市議会12月定例会に提案し、使途を今後検討する。

 寄付したのは市内の産婦人科医の男性(88)。市には2016、17両年にも紫水ケ丘公園に河津桜と維持管理費を寄付している。

 金塊は10月に市が受領した。男性は「米寿の記念にと思い、市に寄付しました。使途は市にお任せします」と話している。

 市は昨年7月の西日本豪雨被災で財政難に陥っており、山崎善也市長は「ふるさとを思う気持ちに感激している。感謝し、大切に使いたい」と話している。」


金塊が安全確実と考えて蓄財してきたのでしょう.それを寄付するのはなかなかできることではないでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2019-11-26 20:46

京都地裁令和元年11月25日判決,欠勤は精神的不調と連続性を有すると認定し職員解雇無効(報道)


京都新聞「京大職員136日欠勤で解雇は「無効」 地裁判決「精神不調疑うことできた」(2019年11月25日)は次のとおり報じました.

「○○大職員136日欠勤で解雇は「無効」 地裁判決「精神不調疑うことできた」

 136日間の長期欠勤を理由とした懲戒解雇処分は不当だとして、○○大元職員の女性(50)が○○大に対して、懲戒処分の取り消しを求めた訴訟の判決が25日、京都地裁であった。藤田昌宏裁判長は、○○大側が女性の精神的不調の回復に向けた対応を検討していなかったとして「懲戒解雇は無効」と判断し、元職員の訴えを認めた。
 判決によると、女性は1991年から○○大で事務職員として勤務。2015年10月末ごろから、幻覚や妄想などの精神的不調が生じ、○○大側から精神科受診を勧められていた。その後、職場のパワーハラスメントなどを理由に17年3月から欠勤。京大側は、女性に聴取するなどの懲戒手続きを行い、正当な理由なく長期間欠勤を繰り返しているとして、18年2月2日付で懲戒解雇処分とした。
 藤田裁判長は判決理由で、女性の欠勤は「15年10月末ごろからの精神的不調と連続性を有する」と推認。懲戒手続きの段階でも不調を疑うことは可能だったとして「精神科医への受診を再度勧めたり、受診を命じたりするなどの働き掛けや回復に向けて休職を促す対応を採ることが考えられた」と指摘した。
 その上で、○○大側がそうした対応を検討せず懲戒解雇としたのは、○○大の就業規則の禁止事項「みだりに勤務を欠くこと」には当たらないとして、「懲戒解雇は懲戒事由を欠き、無効」と結論づけた。」


報道の件は私が担当したものではありません.
ちなみに,私が担当していない京田辺市の無痛分娩事故は,大阪高裁で病院側が5840万円を支払う和解で終了していますが,その1審で請求棄却の判決を下したのが,この裁判長です.。

谷直樹

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by medical-law | 2019-11-26 20:40 | 司法