弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2020年 01月 08日 ( 5 )

新判事補75人のうち14人が予備試験合格者,女性は37%

1月16日付で発令される新判事補75人の出身は,予備試験合格(14人),京都大学法科大学院(11人),東京大学法科大学院(11人),一橋大学法科大学院(11人),慶應義塾大法科大学院(8人),早稲田大学法科大学院(7人)、中央大学法科大学院(5人)等です.やはり,予備試験合格者が多いですね.
昨年は41歳の人がいましたが,今年は23~30歳で平均26.0歳です.
女性は28人で,37%です.昨年は82人中21人でしたから,増加しています.司法試験受験生,合格者の女性比率は20%台ですので,女性は裁判官になる率が高いと言えるでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2020-01-08 21:11 | 司法

倉敷市にある2病院,帝王切開が遅れ挿管で気胸となり新生児遷延性肺高血圧症に陥り脳性まひの障害を負った事案で訴えられる(報道)

山陽新聞「出生時の処置に誤り 損賠請求へ 両親ら、倉敷の2病院相手に」(2019年12月28日 )は次のとおり報じました.

 「生後間もない長男が重い脳性まひになったのは、複数の医師による処置の誤りが重なったためとして、岡山県内の両親らが、○○センター(倉敷市)と、○○病院(同市)を運営する○○を相手に、総額約1億9千万円の損害賠償を求めて近く岡山地裁に提訴することが27日、分かった。

 訴えによると、長男は2014年2月に○○センターで出生。呼吸状態などに異常があり、人工呼吸で対応することになったが、小児科の医師が気管にチューブを挿入する操作を誤り、肺から空気が漏れる気胸になった。治療のため転院した○○病院でも、応対した医師が胸腔(きょうくう)内にたまった空気を排出する処置を十分に行わず、死亡の危険もある新生児遷延性肺高血圧症に陥り、脳性まひの障害を負ったという。

 そもそも出生時の呼吸異常は、同センターの産科の医師が、母親や胎児の状態から帝王切開の必要性を認識しながら、胎児の心拍数が急低下するまで実施しなかったために生じたとしている。

 長男は現在5歳。身体障害1級の手帳を交付され、歩行や意思の疎通が難しいという。両親側は「不適切な処置が重なり、元気に生まれてくるはずの長男が重度の障害を負ったショックはあまりにも大きい」と主張。両医療機関に申請して入手したカルテを第三者の医師に示し、「医療過誤がある」との所見を得て提訴することを決めた。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
一般的には複数の病院を被告にするのは少ないと思います.
最初の病院が過失により原因を作り,次の病院が過失により治療を怠ったという主張になるのでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2020-01-08 19:56 | 医療事故・医療裁判

インフルエンザ

インフルエンザは,イタリアの占星術師が星と寒さの影響と考えて命名したそうです.
感染症は,病気の人がかかると重症化のリスクが高いのであなどれません.

学校保健安全法施行規則第19条2項ロは,「インフルエンザ(特定鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)にあつては、発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日(幼児にあつては、三日)を経過するまで。」を出席停止の期間と定めています.

労働安全衛生法第68条は,「事業者は、伝染性の疾病その他の疾病で、厚生労働省令で定めるものにかかつた労働者については、厚生労働省令で定めるところにより、その就業を禁止しなければならない。」と定めていますが,「厚生労働省令で定めるもの」にインフルエンザは入っていません.そのため,インフルエンザが治りきらないうちに就業し体調を崩す危険もあり,またインフルエンザにかかった人が通勤して就業し,感染が拡大する危険もあります.
労働者の働く権利は重要ですが,インフルエンザにかかった人の就業を禁止し,有給休暇は本来傷病のためのものではないので,有給休暇とは別枠で,労働者の不利益にならないように会社負担で解決したほうが感染拡大を回避できるのではないでしょうか.実際には,就業規則で対応している会社もあると思いますが,インフルエンザにかかった裁判官・書記官等の公務員の就業を禁止するには法律が必要でしょう.3日の待期期間を廃止し傷病手当金で対処すれば,休みやすくなると思うのですけど.
なお,タレントがインフルエンザに感染して公演が中止になる場合は,民法の危険負担ではなく,契約条項で対応できるようになっていると思います.

谷直樹

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by medical-law | 2020-01-08 17:28 | 日常

武漢市における原因不明肺炎

CNN「原因不明のウイルス性肺炎、中国・武漢で感染者続出 新型ウイルスか」(2020年1月7日)は,次のとおり報じています.

「原因不明のウイルス性肺炎に感染した症例が59例報告された。うち7人は重体になっており、全員が隔離治療を受けている。死者が出たという報告は入っていない。」
「呼吸器疾患に詳しい香港中文大学の専門家は今回の流行について、「新型のウイルス性肺炎」によって引き起こされた可能性が極めて高いと指摘、市場で売られていた動物が感染拡大の一因になったかどうかが懸念されると語った。」


ヒト-ヒト感染が報じられていないので,これ以上広がらないとは思いますが.「未知のウイルス」です.
ヒトに感染する未知のウイルスは,知られていないだけであって,結構あるのでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2020-01-08 07:38 | 医療

大臣官房審議官(医薬担当)に山本史氏

厚生労働省は,1月1日付で,大臣官房審議官(医薬担当)に医薬・生活衛生局医薬品審査管理課の山本史課長を充てた,と報じられています.
女性の医薬担当審議官は初めてです.

谷直樹

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by medical-law | 2020-01-08 07:10 | 医療