弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2020年 05月 27日 ( 4 )

新しい生活様式~松屋四谷二丁目店が「セルフサービス松屋」へ

松屋四谷二丁目店が「セルフサービス松屋」になっていました.自動販売機で食券を購入し席について待っていると呼び出され,料理を受け取りに行きます.食事後自分で食器を返します.
席の間に仕切りができ,距離を保っています.
「セルフサービス松屋」は,もともとは人手不足のためにできたものでしょうが,「新しい生活様式」にはぴったりです.
もっとも,テイクアウトを選人も多いでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2020-05-27 21:54 | 日常

CT検査画像の確認を怠って肺がんを見落とした事案で1500万円和解(報道)

神戸新聞「がん見落としで「ステージ4」に 1500万円で和解 県立西宮病院と患者側」(2020年5月26)は,次のとおり報じました.

診察医の過失を認め、患者の男性と和解したことを説明する病院局企画課の(左から)柏木英士課長と高松淑美副課長=26日午後、神戸市中央区下山手通4(撮影・吉田敦史)

 兵庫県立西宮病院(西宮市)の医師が、コンピューター断層撮影(CT)検査の画像確認を怠って肺がんを見落とした問題で、県病院局は26日、同市内の50代の男性に1500万円の解決金を支払うことで和解したと発表した。男性は治療開始が遅れたことで、がんが脳に転移。現在「ステージ4」と診断され治療中だが、手術はできない状況という。

 病院局によると、男性は2014年4月に胸などの痛みを訴えて同病院の救急外来を受診。CT画像を見た放射線科医は「肺がんの可能性」と電子カルテに記入したが、当直だった消化器内科の女性医師(20代)が内容を確認せずに気管支肺炎と診断した。

 病院局は「見落としがなければ、がんを切除できた可能性がある。病院側の過失は免れない」として賠償金の支払いを決めた。(前川茂之)」


報道の件は私が担当したものではありません.
肺がんの見落とし事件は,過失が明らかでも,賠償金額が争われることが少なくありません.
報道の件は現在ステージ4ですが,見落としがなければ手術可能なステージだったできた可能性があった事案のようで,1500万円となったのでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2020-05-27 15:21 | 医療事故・医療裁判

COVID-19と胎盤機能異常

時事通信「無事出産でも胎盤に異常 妊娠中の新型コロナ感染で 米大学」(2020年5月26日) は,次のとおり報じました.

「新型コロナウイルスに感染したものの、健康な赤ちゃんを無事出産した母親の胎盤を調べたところ、異常が見つかる例があったと、米ノースウエスタン大の研究チームが26日までに発表した。

 感染患者では血管に血栓が生じるケースが注目されており、胎盤でも胎児との間の血流に障害が生じていたとみられる。

 研究チームは、胎盤の機能には余裕があり、少し低下した程度では影響がなかったとの見方を示す一方で、感染した妊婦については胎児への酸素供給や成長ペースを注意深く観察すべきだと指摘している。論文は米医学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・パソロジー」電子版に掲載された。

 胎盤に異常が見つかったのは、シカゴにある同大付属病院で出産した15人の母親(23~41歳)。1人は妊娠34週の早産だったが、残り14人は37~40週で出産。赤ちゃんはPCR検査で全員陰性だった。」 



Placental Pathology in COVID-19

Abstract 

Objectives

To describe histopathologic findings in the placentas of women with coronavirus disease 2019 (COVID-19) during pregnancy.
Methods

Pregnant women with COVID-19 delivering between March 18, 2020, and May 5, 2020, were identified. Placentas were examined and compared to historical controls and women with placental evaluation for a history of melanoma.

Results

Sixteen placentas from patients with severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2) were examined (15 with live birth in the third trimester, 1 delivered in the second trimester after intrauterine fetal demise). Compared to controls, third trimester placentas were significantly more likely to show at least one feature of maternal vascular malperfusion (MVM), particularly abnormal or injured maternal vessels, and intervillous thrombi. Rates of acute and chronic inflammation were not increased.

The placenta from the patient with intrauterine fetal demise showed villous edema and a retroplacental hematoma.

Conclusions

Relative to controls, COVID-19 placentas show increased prevalence of decidual arteriopathy and other features of MVM, a pattern of placental injury reflecting abnormalities in oxygenation within the intervillous space associated with adverse perinatal outcomes. Only 1 COVID-19 patient was hypertensive despite the association of MVM with hypertensive disorders and preeclampsia. These changes may reflect a systemic inflammatory or hypercoagulable state influencing placental physiology.


COVID-19が全身性の炎症状態または凝固亢進状態をひき起こし,胎盤の生理機能に影響を与えている可能性が指摘できるということですね.

谷直樹

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by medical-law | 2020-05-27 07:24 | 医療

《レンダリング》

《レンダリング》(1990年)は,フランツ・シューベルト氏が1828年に手がけ死によって未完成におわった交響曲ニ長調D-936a のスケッチの足りないところをルチャーノ・ベリオ氏が作曲して完成したものです.とても面白い曲です.

谷直樹

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by medical-law | 2020-05-27 00:04 | 趣味