弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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土岐市の病院,腹腔鏡手術で総胆管を切断し,仮性動脈瘤が破裂して死亡した医療事故で和解

土岐市の病院,腹腔鏡手術で総胆管を切断し,仮性動脈瘤が破裂して死亡した医療事故で和解_b0206085_17563610.jpg

岐阜新聞「医療事故800万円賠償 土岐市、市立病院で術後に死亡」(平成23年9月30日)と報じています.

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「土岐市は29日、市立総合病院で今年2月6日に瑞浪市の70代の女性に腹腔鏡手術をした際、誤って総胆管を切断、その後死亡する医療事故があった、と発表した。遺族と損害賠償金800万円を払うことで和解することになった。

 同病院によると、女性は胆石胆のう炎と診断され、胆のう摘出手術を受けた。その際、誤って総胆管を切断、開腹手術に切り替えてつなぎ合わせたという。2月下旬に肝動脈付近に血液がたまる仮性動脈瘤(りゅう)が見付かり、せんをしてふさぐ手術をしたものの、3月1日に同動脈瘤が破裂し、女性は大量出血のため翌日死亡した。

 同病院は「誤って総胆管を切断したこと、さらにその後の手術が動脈瘤の形成につながったことを否定できない」としている。

 29日の市議会で、損害賠償金を支払うための議案を可決した。」


死亡事故で800万円ですが,遺族が求めるものは賠償金とは限りませんので,当事者が納得して解決できたことの方が大事だと思います.

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-30 15:40 | 医療事故・医療裁判

芥川龍之介氏『煙草と惡魔』

芥川龍之介氏『煙草と惡魔』_b0206085_5174093.jpg
「煙草は、本來、日本になかつた植物である。では、何時頃、舶載されたかと云ふと、記錄によつて、年代が一致しない。」

芥川龍之介氏の短編『煙草と惡魔』の冒頭です.

「煙草は、惡魔がどこからか持つて来たのださうである。・・・よし又それが嘘にしても、その嘘は又、或意味で、存外、ほんとうに近い事があるかも知れない。―自分は、かう云ふ考へで、煙草の渡來に關する傳說を、ここへ書いて見る事にした。」

として,煙草渡來に關する傳說を書き記すわけですが,
「煙草は、惡魔がどこからか持つて来た」 
これは説得力がありますね.

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-30 04:59 | タバコ

神戸地裁平成23年9月27日判決(看護師のアラームへの対応の遅れ)

神戸地裁平成23年9月27日判決(看護師のアラームへの対応の遅れ)_b0206085_1062334.jpg

◆ 事案

患者(24歳,男性)は脳などに障害があり,平成19年5月に肺炎治療のため○○会が運営する○○病院に入院しました.
同年7月14日早朝,患者の気道を確保する装置がずれてアラームが鳴りましたが,夜勤の看護師3人は他の業務に従事しており、すぐに対応しませんでした.患者は呼吸が停止して意識がなくなり,翌年5月に死亡しました.

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◆ 判決

○○会側は「看護師の業務は多様で複合的。アラームへの対応の遅れが過失ということにはならない」などと主張しましたが,判決は,アラームへの対応が人命に関わる場合があると指摘してその主張を退け,アラームの対応を優先すべきだった,と過失を認め、同会に2250万円の賠償金支払いを命じました.

毎日新聞「損賠訴訟:川西の医療法人に2250万円賠償命令 過失を認定--神戸地裁 /兵庫」(平成23年9月28日)ご参照

◆ コメント

上記報道の件は私が担当したものではありません.
アラーム音にすみやかに対応しないと,アラームの意味がありません.
看護師には,命にかかわる場合があるアラーム音発生にすみやかに対応するという注意義務があります,
他の業務があることもわかりますが,少なくともなぜアラームがなったかの確認を行わないと,他の業務の方を優先すべきであると判断することはできないはずです.
アラームが鳴った原因を迅速に調べるという程度の対応は,最小限必要です.
本件の看護師は,業務の優先順位の判断を誤ったものと考えられます.

モニターのアラーム関連事故は,結構,報告されています.
日本看護協会の2009年11月27日のセミナーによると,事故報告書が2件,新聞記事(1997年-2007年)が17件あったとのことです.
心電図,人工呼吸器等のアラームが頻繁に鳴ることで,関心が薄れ,ときには確認を怠ることもあります.このような看護の実態は,注意義務違反を免責するものではありません.
本件にような結果が生じると,注意義務違反の責任を問われるでしょう.
日本看護協会は,平成22年に「一般病棟における心電図モニタの安全使用確認ガイド」を発表しています.その中には,「アラーム鳴動時の適切な対応体制」も記載されています.
モニター番を設けている病院もありますし,臨床工学士によるモニターアラームコントロールチームを設け,本当に必要なアラームを逃さないようにしている病院もあります.
判決を機に,再発防止を御願いしたいと思います.

「看護業務をめぐる法律相談」(新日本法規社)の拙稿「適切なモニター監視を怠ったことによる事故の責任は」612頁ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-29 09:35 | 医療事故・医療裁判

東京地裁平成23年.9月28日判決,眼科医に務上過失傷害罪で禁固2年(報道)

東京地裁平成23年.9月28日判決,眼科医に務上過失傷害罪で禁固2年(報道)_b0206085_10243395.jpg

◆ 事案

報道によると,元院長の眼科医師は,平成20年9月から21年1月,医療器具の滅菌など基本的な注意義務を怠たり,レーシック手術を行い,患者7人に細菌性角膜炎を発症させ,患者には不正乱視などの後遺症が残った事案です.

◆ 判決

近藤宏子裁判官は,「単に面倒くさいといった理由から手術前の手洗いを怠ったり、経費を惜しんで取り換え式の刃を使い回したりした」「被害者は失明の恐怖にさいなまれ、人生を狂わされた。刑事責任は誠に重い」として,眼科医に禁錮2年(求刑禁錮3年)の実刑判決を言い渡しました.

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◆ 報道

msn産経「レーシック手術集団感染 ○○元院長に禁錮2年判決 東京地裁」(平成23年9月28日)はつぎのとおり報じました.

近視矯正のレーシック手術で患者7人に感染症を発症させたとして、業務上過失傷害罪に問われた○○(閉鎖、東京都中央区)元院長で医師、○○被告(49)の判決公判が28日、東京地裁で開かれた。近藤宏子裁判官は「被害者は失明の恐怖にさいなまれ、人生を狂わされた。刑事責任は誠に重い」として、溝口被告に禁錮2年(求刑禁錮3年)を言い渡した。

 近藤裁判官は○○被告が手術の際、刃の交換や手袋の装着を行わなかったことについて、「多額の負債を抱える中で経済的利益を優先させ、時間のかかる丁寧な洗浄や滅菌を怠るようになった」と指摘。「発症者が出た後も対策を講じず、約3カ月半にわたり被害を拡大させた」と非難した。

 判決によると、○○被告は平成20年9月から21年1月、衛生管理を徹底せずにレーシック手術を行い、東京都内に住む男性ら20~50代の7人に細菌性角膜炎を発症させた。

 被害者弁護団によると、起訴内容に含まれなかった被害者は100人を超えるとされ、うち55人が溝口被告に計4億円以上の損害賠償を求め、東京地裁に提訴している。

 ○○被告は公判で「医師として社会復帰し、被害者への賠償に努めたい」と話していた。

 元患者らは判決後、厚生労働省に○○被告の医師免許取り消しを求める要望書を提出。東京・霞が関の司法記者クラブで開かれた会見で、元患者の加藤清香さん(30)は「手術時に手を洗うこともできない人に、医師が務まるのか」と怒りをあらわにしていた。


◆ コメント

医療過誤で実刑判決が確定したのは,造影剤誤投与事件の静岡地裁昭和39年11月11日判決,東京高裁昭和40年6月3日判決,塩化カリウム液ワンショット投与事件の京都地裁平成17年3月14日判決,京都地裁平成17年6月13日判決,大阪高裁平成18年2月2日判決くらいです.

本件は,基本的な注意義務を継続的に怠り,重大な結果を広汎に発生させたことなどを考えると,適正な判決ではないかと思います.

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-29 06:12 | 医療事故・医療裁判

臨床検査部が試薬の誤使用を医師らに伝えず

臨床検査部が試薬の誤使用を医師らに伝えず_b0206085_10522055.jpgmsn産経 「ずさん!腫瘍マーカー誤検査 がんセンター東病院で627件 厚労省聴取」(平成23年9月28日)は,次のとおり報じています.
 
「国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の臨床検査部で、平成21年までの4年間にわたり、がんの発生を確認する「腫瘍マーカー検査」に使う「試薬」に、本来使うべきものとは異なるものを使用、少なくとも627件の検査が行われていたことが27日、関係者への取材や内部資料から分かった。誤った検査結果は、そのまま医師に伝えられており、その後の患者に不必要な検査などを強いた可能性がある。厚生労働省は同病院から事情を聴き始めた。病院が立地し、調査権限を持つ柏市も立ち入り検査を検討している。

 関係者によると、臨床検査部内では試薬の誤使用を19年の時点で把握していたにもかかわらず、事態を公表することなく、さらに2年間同じ試薬を使用し続けていた。他にも、検査結果が正常か異常かを判断するための「基準値」が、複数にわたり誤って設定されて運用されていたことも判明。がん治療の拠点病院がずさんな検査をしていたことで、原因究明などが求められそうだ。

 腫瘍マーカーは、がん発生の有無を調べる検査の一つ。試薬は、がんの疑いのある人から採取した血液成分を検査する際に使う。

 今回の誤使用は、がん発生時に体内で増加する「βHCG」と呼ばれる成分を検出する腫瘍マーカー検査の過程で起きた。臨床検査部では、βHCGを単独検出する目的で行う検査にもかかわらず、βHCG以外の成分まで検出する試薬を使用。がんではない人にも「がんの疑いがある」とする検査結果が伝えられていた可能性があるという。

 19年に院内の他部から、他の検査の結果の不正確さの指摘があり、臨床検査部で調査した結果、試薬の誤使用を把握。17年から19年の時点までに計627件の誤使用が判明した。試薬名が似ていたことが誤使用の原因となったようだ。

 しかし、同部では問題発覚後も、医師らに誤使用の事実を伝えなかった。当時の関係者は「発覚によって騒ぎが大きくなるのを恐れた」と話している。誤使用は、病院が腫瘍マーカー検査を外部委託する21年まで継続していたという。

 臨床検査部ではこれ以外にも、一般的な血液検査をめぐり17~19年にかけて「基準値」の設定を誤って運用するなど、ずさんな検査を実施していた。

 がんセンターは「過去に東病院で問題があったことは聞いているが、具体的な内容は不明なので調査したい。現在は適正な検査態勢にある」と話している。」


臨床検査部がミス続きなのも問題ですが,それ以上に,臨床検査部が医師らに誤使用の事実を伝えなかったことは,大きな問題でしょう.騒ぎが大きくなるのを回避したいという感覚では,改善は難しいしないでしょう.
今後の調査に期待いたします.

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-28 10:46 | 医療事故・医療裁判

効かなかった薬の費用は誰が負担するのか~イタリアの例

効かなかった薬の費用は誰が負担するのか~イタリアの例_b0206085_9373197.jpg

薬が効くか効かないかは,実際に患者に使ってみなければ分からない,そのような薬があります.
日本では,薬が効かなかった症例でも,普通に健康保険が使われています.

欧州では,保険適用(保険償還)の段階で,費用対効果の評価を行うのが普通になっています.とくに,イタリアは,効かなかった薬の費用リスクを製薬企業に共有させることに積極的です.

イタリアでは,たとえば,アストラゼネカの非小細胞肺がん治療剤ゲフィチニブ(イレッサ)やノバルティスAGの腎がん治療剤エベロリムス(アフィニトール)などは,効かなかった症例では全額企業負担となる(保険償還しない)という契約が結ばれています.
効いたか効かなかったは関係者の重大な関心事となり,必然的に,注意深い患者のモニタリングとフォローアップが求められることになります.

効かなかった薬の費用は誰が負担すべきか,日本でも考えてみたい問題です.

薬害オンブズパースン会議の注目情報「イタリアが欧州の条件付きの保険償還への急進な動きをリードしている」ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-28 09:06 | 医療

タバコ増税,日本たばこ産業の本音と建前

タバコ増税,日本たばこ産業の本音と建前_b0206085_9253013.jpg日本たばこ産業(JT)の志水雅一副社長は,9月27日,「たばこを増税しても安定財源になり得ない。昨年、大幅増税したばかりで総需要低下が加速する」と述べ、改めて反対を表明しました.自民党の「たばこ特別委員会・農林部会合同会議」に出席し増税反対を表明しました.

msn産経 「「たばこ増税しても安定財源にならず」 JT副社長が反対訴え」ご参照

しかし,このJTのタバコ増税反対は,建前であって,本心ではないでしょう.
タバコの販売本数は,値上げしなくても,毎年漸減しています.
JTは,タバコ増税に便乗してタバコの価額を値上げし,本数減少以上に販売収益を増やしてきました.
ですから,JTの本音は,タバコ増税賛成なのです.

JTは,便乗値上げを認めてもらうための布石として,タバコ増税反対のポーズをとっているだけなのだと思います.

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-28 00:03 | タバコ

静岡地裁平成23年9月27日判決(生検術についての説明義務違反)

静岡地裁平成23年9月27日判決(生検術についての説明義務違反)_b0206085_9344712.jpg◆ 事案

頭部に腫瘍があると診断された患者(26歳,男性)が,2006年5月に鼻から内視鏡を入れて腫瘍組織を採取する「生検術」を受けた際,内頸動脈損傷によりクモ膜下出血を起こしました.
四肢機能を完全に失い,発語することはあるがコミュニケーションをとれず,生涯にわたり介護が必要な状態になりました.

◆ 判決

判決は,腫瘍を揺り動かしたことで,間接的に内頸動脈を損傷し,でクモ膜下出血を起こしたと認定しました.
判決は,生検術自体の過失や具体的な予見可能性は認めせんでした.
術者の注意で内頸動脈損傷を避ける方法がない上,担当医も危険性を認識するなど抽象的な予見可能性はあったと判断し,危険が現実化した場合の結果の重大性にかんがみ,その危険について説明すべきだったとし,説明義務違反を認定し,220万円の賠償金の支払いを命じました.

中日新聞「医療過誤、遠州病院に賠償命令 「説明義務違反」で220万円」(平成23年9月27日)ご参照

◆ コメント

上記事件は私が担当したものではありません.
検査の適応はあり,具体的な手技にミスがなければ,注意義務違反に基づく責任は否定されます.ただ,注意義務違反が否定されても,この判決のように説明義務違反が認定されることがあります.
重大な結果が生じ得る可能性がある場合は,患者には検査を受けか受けないかの選択権(自己決定権)がありますので,患者に危険性を説明することが必要です.
このような事案を救済するためにも,無過失補償制度を早く立ち上げてほしいですね.

谷直樹
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by medical-law | 2011-09-27 19:56 | 医療事故・医療裁判

9月26日,C型肝炎の治療薬「テラビック」製造販売承認される

9月26日,C型肝炎の治療薬「テラビック」製造販売承認される_b0206085_802820.jpg厚労省は,平成23年9月26日,新薬18品目を承認しました.
注目は,田辺三菱製薬のC型肝炎の治療薬「テラビック®錠250mg」です.
承認申請は平成23年1月で,優先審査され,9か月で迅速承認となりました.

NS3-4Aセリンプロテアーゼを阻害し,C型肝炎ウイルス増殖を抑えるという,国内では初めての薬剤です.
従来の治療で再燃無効例にも有効性が認められる期待の新薬です.
バークレイズキャピタル証券は,テラビックの好調な売上げを予想しています.

しかし,米国の例などをみると副作用も結構あり,誰もが簡単に使える薬ではなさそうです.
専門医による厳正な管理で使用されるべき薬と思います.

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田辺三菱製薬「新しい作用機序を有するC型慢性肝炎治療薬 抗ウイルス剤「テラビック®錠250mg」の国内における製造販売承認取得について(2011年9月26日発表)」
には,次のとおり記載されています.

「本剤は、米国ヴァーテックス社が創製した抗ウイルス剤であり、C型肝炎ウイルス(HCV)の複製に関与するNS3-4Aセリンプロテアーゼを阻害することにより、HCVの増殖を抑制するファースト・イン・クラスの経口のC型慢性肝炎治療薬です。

 この度、当社が製造販売承認を取得した本剤を含む3剤併用療法(テラプレビル+ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)+リバビリン)は、従来の2剤併用療法と比較して、ジェノタイプ1のC型慢性肝炎患者さんに対し、治療効果の改善と治療期間を短縮できることが確認されました。また、従来の治療で再燃した患者さんや無効であった患者さんにおいても有効性が認められました。なお、臨床試験における主な副作用としては、ヘモグロビン量の低下や皮膚症状が認められています。

 テラプレビルを含む3剤併用療法は、C型慢性肝炎の患者さんに対し、新たな治療機会を提供するとともに、C型慢性肝炎の治療に大きな役割を果たすものと期待しております。なお、当社は、今後予定される本剤の薬価基準への収載の後、本剤を速やかに発売できるよう準備を進めてまいります。また、発売後は、本剤の有用性が適切に示されるよう、適正使用の推進に取り組んでまいります。」


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by medical-law | 2011-09-27 06:47 | 医療

日弁連人権擁護大会シンポジウム第3分科会のご案内(10月6日高松)

日弁連人権擁護大会シンポジウム第3分科会のご案内(10月6日高松)_b0206085_8381665.jpg

第54回日弁連人権擁護大会シンポジウム第3分科会

Ⅰ 基調報告
1 東日本大震災と医療~現地の医療現場から
2 ハンセン病問題
 
  神美知宏氏 (全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長)
  德田靖之  (ハンセン国賠訴訟西日本弁護団代表/大分県弁護士会)
3 医療を受ける子ども 
  田中恭子氏 (順天堂大学医学部小児科准教授/子ども療養支援協会事務局長)
4 外国人と医療  
  沢田貴志氏 (港町診療所所長)
5 地域医療の課題  
  大原昌樹氏 (綾川町国民健康保険陶病院院長)
6 患者が語る医療の現状と患者の権利  
  伊藤たてお氏(日本難病・疾病団体協議会代表理事)
  福山美音子氏(患者の権利オンブズマン/市民相談員)
7 医療従事者の疲弊問題~実行委員会の報告

Ⅱ 患者の権利法大綱案の提案

Ⅲパネルディスカッション
◎シンポリスト   
✩ 伊藤たてお氏✩大原昌樹氏✩ 沢田貴志氏
✩田中恭子氏✩ 福山美音子氏✩小林洋二(福岡県弁護士会)

◎コーディネーター
✩ 加藤高志(大阪弁護士会) ✩水口真寿美(東京弁護士会)

お問い合わせ:日本弁護士連合会人権第一課 TEL03-3580-9503  FAX03-3580-2896


谷直樹
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by medical-law | 2011-09-26 08:44 | 弁護士会