弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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ゴディバ初のクリスマスケーキ『La Quintessence』

ゴディバ初のクリスマスケーキ『La Quintessence』_b0206085_9291835.jpgゴディバが関東の一部店舗で初のクリスマスケーキ『La Quintessence』(真髄)の予約を始めました.

ソフトキャラメルクリーム,ダークチョコレートキャラメルムース,クリスピーミルクチョコレートプラリネ,そしてマカロンがデコレーションされています.
ゴディバがいままでクリスマスケーキをつくっていなかったことが不思議です.

もちろん,小さなお店のケーキも良いのですが,クリスマスケーキは数がでますので,私は,量産でも味が確保されているお店のケーキを考えています.『La Quintessence』も候補の一つです.

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-23 09:06 | 日常

11月24日「タバコフリーフォーラム in 国会」

11月24日「タバコフリーフォーラム in 国会」_b0206085_8244461.jpg

「タバコフリーフォーラム in 国会」の御案内

日 時: 2011年11月24日(木)午後1:30受付開始  午後2:00~4:00
場 所: 参議院議員会館 1階 101会議室
【プログラム】
◇ 開会挨拶 全国タバコフリー推進団体ネットワーク代表
◇ リレートーク 「タバコってなんだろう・タバコ対策とは?その効果は?」
   全国から集まる志士による、根拠にもとづく深くてわかりやすい話
◇ パネルディスカッション「全国各地からの報告~国民はタバコ対策を待っている~」
◇ 各団体の活動報告と参加者との質疑応答
主催:全国タバコフリー推進団体ネットワーク

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-23 08:21 | タバコ

リークされたTPP文書,医療分野の規制も「非関税障壁」として撤廃を求めるものだった

リークされたTPP文書,医療分野の規制も「非関税障壁」として撤廃を求めるものだった_b0206085_8505292.jpg薬害オンブズパースン会議は,「リークされたTPP文書により米国が各国の医薬品供給システムの土台を崩すことが露呈」(注目情報)で,E-ドラッグ2011年10月25日のオーストラリアからの投稿を紹介しています。この投稿は,TPPに関する文書をリークしたメディアの記事を紹介しています.
リークされた文書は,米国がオーストラリアと太平洋諸国における医薬品アクセスの土台を崩そうとしていることを明らかにしているとのことです.

TPPでは,米国企業が日本でビジネスチャンスを広げるために,保険診療から自由診療へのシフトが求められます.映画「シッコ (sicko)」の世界が日本でもおこることになります.

⇒ Leaked Trans-Pacific FTA Texts Reveal U.S. Undermining Access to Medicine

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-22 12:29 | 医療

オーストラリア連邦議会,下院も反喫煙法可決

オーストラリア連邦議会,下院も反喫煙法可決_b0206085_8405940.jpg

オーストラリア連邦議会上院に続き,下院も,11月21日,反喫煙法案を可決しました.
この反喫煙法により,たばこ業者は,2012年12月より,タバコの箱にロゴやイメージカラー宣伝文句などを記載することができなくなります.

フィリップ・モリスのアジア法人(香港)は,国連国際商取引法委員会の仲裁規則に基づいて法的措置の手続きを始めたと発表し,巨額の賠償請求も辞さない方針を示した,とのことです.

共同通信「豪、たばこの箱から宣伝一掃 「世界初」の法案可決」(2011年11月21日)ご参照

広告の自由は,たしかに表現の自由の1つにちがいありません.
ですが,営利的表現は表現の自由のなかでも保護の程度が相対的に低いので,生命健康権のほうが優先され,本法案の違法性,違憲性は認められないと思いますが,今後に注目しましょう.

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-22 06:22 | タバコ

米国FDA“奇跡の薬”アバスチンの乳がん治療の承認取消で,9月に承認したばかりの日本はどうなる?

米国FDA“奇跡の薬”アバスチンの乳がん治療の承認取消で,9月に承認したばかりの日本はどうなる?_b0206085_8393754.jpg

7月2日のブログ「米国FDA,“奇跡の薬”アバスチン,乳がん治療の適応承認取り消しへ」でも書きましたが,米国FDAは,11月18日,抗がん剤「アバスチン」が乳がん治療薬としては安全性と有効性に欠けるとして,その承認を取り消す最終決定を下しました.

FDAのマーガレット・ハンバーグ局長は,ウェブサイトに声明を掲載し、アバスチンの使用で延命効果が確認できず,高血圧や出血などの副作用を引き起こすと述べています.
→ FDA Commissioner announces Avastin decision

米国で乳がん治療の適応承認取り消しが見えている9月に,日本では,アバスチンの乳がん治療の適応が承認されました.
日本の厚労省は,アバスチンの乳がん治療の適応を取り消さないのでしょうか?

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-21 01:59 | 医療

京都府,タバコ100円程度の値上げでは禁煙が進まず

京都府,タバコ100円程度の値上げでは禁煙が進まず_b0206085_9264059.jpg

1箱100円程度の値上げでは,やはり,抜本的な禁煙対策にはならず,医療費抑制につながらないようです.

京都府は,2010年10月のたばこ税増税とタバコ値上げで,禁煙が進み、販売本数が19.7%減,たばこ税収が3・5%減を見込んで予算計上しました.

ところが,2010年度は,販売本数は前年度比10%減の約41億本,税収は5千万円増の49億1100万円になりました.さらに,2011年度も,税収は10年度よりも増える見込みです.

京都府総務部は,「1箱100円程度の値上げでは抜本的な禁煙対策にはならないようだ」と分析しているとのことです.

京都新聞「たばこ税収1%増 京都府の10年度分 禁煙進まず」(2011年11月20日)ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-21 01:27 | タバコ

薬害イレッサ東京高裁判決についての毎日,読売,朝日の各社説

薬害イレッサ東京高裁判決についての毎日,読売,朝日の各社説_b0206085_844141.jpg薬害イレッサ東京高裁判決について,毎日,読売,朝日の社説を読みました.

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◆ 毎日新聞社説「イレッサ高裁判決 安全対策に逆行する

「薬の副作用と因果関係がある可能性ないし疑いはあるが、完全には断定できないので法的な不法行為はない--。そう言われたら訴訟など起こせなくなると薬害被害者は思うに違いない。イレッサ訴訟東京高裁の判決はそういう内容だった。」

これが毎日新聞社説の冒頭です.

「そもそも1審の主な争点は、承認当時のイレッサの添付文書には副作用の間質性肺炎が目立たない所に記載されていたことの妥当性についてだった。国に対する賠償請求を棄却した大阪地裁判決ですら「添付文書の重大な副作用欄の最初に間質性肺炎を記載すべきであり、そのような注意喚起が図られないまま販売されたイレッサは抗がん剤として通常有すべき安全性を欠いていたと言わざるを得ない」と指摘した。」

 ところが、東京高裁は目立たない所でも記載されていれば妥当とする判断を示した上、「目に訴える表示方法を違法性の判断基準とするならば、それはがん専門医の読解力、理解力、判断力を著しく低く見ていることを意味するのであり、真摯(しんし)に医療に取り組む医師の尊厳を害し相当とは言えない」と断じた。現実には専門医らの処方によってイレッサ販売後に多数の患者が間質性肺炎で死亡しているのにである。しかも販売当初の添付文書には、専門医に使用を限定するとの記述はなかった。

 たった2回の審理で結審した結果がこれだ。弁護団でなくとも、東京高裁判決はどうなっているのかと思えてくる。」


東京高裁判決は「どうかしてぜ」という話です.

◆ 読売新聞社説「イレッサ判決 情報開示の徹底は国の責務だ

読売新聞社説は,「副作用情報の医療現場への周知徹底」を強調しています.

「1審の東京地裁は、「適切な注意喚起を怠った」として、国と製薬会社双方に賠償を命じた。同じ内容の訴訟で、大阪地裁は国の対応について、「万全でないが、違法とまではいえない」として、製薬会社にのみ賠償を命じた。

 今回の東京高裁判決は、臨床試験などでの死亡例を検討し、承認時はイレッサとの因果関係は明確でなかったとの見方を示した。

 因果関係がはっきりしない以上、「重大な副作用」の記載については、専門知識のある医師向けであることも踏まえ、4番目でも問題はなかった、と判断した。

 期待される医薬品を、一刻も早く患者に投与できる環境の整備は必要だ。新薬にすがりたいがん患者の思いに応えることも、医療の役割である。

 その際、忘れてならないのは、副作用情報の医療現場への周知徹底である。医師は副作用の危険性などを患者に十分説明して投与する義務がある。

 厚労省は、新薬のPRに走りがちな製薬会社に、副作用というマイナス情報も隠さず開示するよう、指導を徹底すべきだ。」


◆ 朝日新聞社説「イレッサ判決―薬の安全高める責任

朝日新聞社説は,①今回の判決がひとり歩きして安全への配慮がおろそかになる心配はないだろうか,と疑問を提起し,②知識のない医師も処方していたこと,十分な経験をもつ医師に使用を限るとの記載が添付文書に加わったのは、被害が広がった後だったことを指摘しています.

「医薬品については、科学的証明が不十分でも、最悪の事態を想定して安全対策にあたる「予防原則」の考えが定着してきている。そのことと、賠償責任の有無は区別して考えるべきだというのが判決の立場だ。

 結果として、安全への配慮がおろそかになる心配はないだろうか。因果関係や法的責任を厳格にとらえた今回の判決がひとり歩きして、企業や行政がやすきに流れてはならない。」
(中略)
「「専門医は認識できた」との判断も論議を呼ぶだろう。裁判で争った患者は専門医にかかっていたが、イレッサは「効果が高く、副作用が少ない」と評判になり、深い知識のない医師も処方していた。十分な経験をもつ医師に使用を限るとの記載が添付文書に加わったのは、被害が広がった後だった。

 一審判決は、「一般の医師」に文書がどう読まれたかを検討し、危険性は伝わらなかったと判断している。添付文書は、薬の情報を医療現場に届ける最も重要な手段だ。患者側の上告を受けて、最高裁がどんな判断を示すか注目したい。 」


社説の内容はそのとおりなのですが,夢の新薬と煽ったのはマスコミなのに,他人事のように書いているのが,何か釈然としません.マスコミ自身は騙された側と思っているのでしょうが,マスコミの宣伝記事に騙されたという感覚をもっている方も少なくありません.

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by medical-law | 2011-11-20 21:45 | 医療事故・医療裁判

謎解きは法廷で

謎解きは法廷で_b0206085_855797.jpg

昨日は,久しぶりに尋問でした.

日本の医師は法廷で平然と嘘を言う,と,以前,米国の弁護士が驚いていました.宗教的な背景が異なるのでしょう.
裁判は,客観的な証拠を積み重ねて立証するのが王道で,人証(証人,本人)は客観的な証拠を分かりやすく説明したり,部分的に補強する程度のものと考えておいたほうがよいでしょう.客観的な証拠の作成収集にすべての力を惜しみなく注ぐべきなのです.

ただ,そうとは言っても,尋問も状況証拠の確認の積み重ねです.じわじわと状況証拠を確認し,追い詰めていくと,事実が明らかになることも多いのです.

どうしても解けない謎がある事件も,尋問してみて謎が解けることがあります.

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-19 21:41 | 司法

大学病院,心臓手術で残したガーゼが腹部大動脈に移動し患者が死亡,調査により判明

大学病院,心臓手術で残したガーゼが腹部大動脈に移動し患者が死亡,調査により判明_b0206085_91874.jpg

◆ 事案

福岡大学病院で,2011年5月下旬,80代の女性患者が,大動脈弁を人工弁に交換する手術の際,心臓の出口に置いたガーゼ(横約30センチ、縦約15センチ)1枚が見つからず,レントゲン撮影などでも発見できず,そのまま胸を閉じました.

翌日,患者の両足が冷たくなったため検査したところ,血栓などを発見しました.再手術を行いましたが,その際にも,ガーゼは見つからず,患者は多臓器不全でその翌日死亡しました.

同病院は,当初,患者の死亡は合併症によるものとみていましたが,同病院の手術にかかわっていない別の医師が,8月末,再調査を提案し,調査委員会を設け検証しました.
遺体が既にないため,生前に撮影したコンピューター断層撮影(CT)の画像などを確認したところ,腹部大動脈にガーゼが残っていた可能性が高いことが分かりました
患者死亡の原因は,ガーゼが腹部の大動脈に移動し,血流を妨げた可能性が大きいとのことです.

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◆ 感想

従前,合併症による死亡,術後の血栓塞栓症による死亡と扱われていた症例の中にも,本件のようなケースが含まれていたのかもしれません.

ガーゼの遺残事故は少なくありません.しかし,心臓手術のガーゼが腹部大動脈に移動した例は,いままで報告されていないと思います.その意味で,本件の検証は大きな意義があります.
ガーゼを残して死亡事故につながる可能性があるとわかった以上,今後いっそうガーゼを残すことがないよう,注意をはらう必要があるでしょう.

朝日新聞「体内にガーゼか、患者死亡 心臓手術で置き忘れ―福岡大病院」(2011年11月19日)ご参照

西日本新聞「福大病院で医療ミス 福岡大病院ガーゼ残す 患者死亡」(2011年11月18日)ご参照

MSN産経「心臓手術で体内にガーゼ、患者死亡 福岡大病院」(2011年11月18日)ご参照

NHK「手術で体内にガーゼ残し女性死亡」(2011年11月18日)ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-19 04:04 | 医療事故・医療裁判

英医師会が政府に「自家用車も完全禁煙」を提言

英医師会が政府に「自家用車も完全禁煙」を提言_b0206085_9334677.jpg

英国医師会は11月16日,政府への提言を主な目的とした資料「Smoking in vehicles」で,自家用車での完全喫煙を提言しました.
根拠は以下のとおりです.

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◆ 子どもへの影響

子供が成人に比べ「呼吸回数が多い」「免疫システムが未発達」「細胞変異が起こりやすい」など,生理学的,生物学的な要因が多い,と指摘しています.

◆ 乗用車内の受動喫煙の危険性

乗用車内でのたばこの煙は,非喫煙者にかなり高いレベルの受動喫煙をもたらす強いエビデンスがあります.
●自動車の中では、たばこ煙が充満する居酒屋の23倍もの有害物質が検出されるとの報告があります.

◆ 交通安全

交通安全の観点からも完全禁煙が求められます.

● 運転者の喫煙がアルコールやマリフアナなどよりも強く自動車事故と関連していたとの報告があります.
● 運転免許を取って間もない女性の喫煙が単独自動車事故起こすことを予測できるとの報告があります.

◆ 選択の自由

選択の自由について検討していますが,英国医師会は子供や呼吸器疾患を持つ高齢者などに対するリスクを考慮するべきと主張しています.

すでに米国,カナダ,オーストラリア,南アフリカでは「子供が同乗している時」に限定した乗用車内での喫煙を禁じる法律はありますが,英国医師会の提言は,最も進んだものです.
今週,英健康福祉安全担当大臣が,議会で子供を乗せる乗用車内の喫煙禁止を検討すべきとの発言をしたのを受けて,まとめられた,とのことです.

日本では,タバコ税増税が撤回,労働安全基本法改正も法案提出見送り,兵庫県受動喫煙防止条例骨子案も後退に後退を重ねています.英国と雲泥の差です.日本も頑張らねばいけません.

あなたの健康百科「自家用車も完全禁煙を,英医師会が政府に提言書」(2011年11月17日)ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-11-18 01:50 | タバコ