弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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医療版事故調,医療過誤原告の会,3月17日,名古屋桜華会館で講演会

医療版事故調,医療過誤原告の会,3月17日,名古屋桜華会館で講演会_b0206085_14284981.jpg

朝日新聞「医療版事故調 あり方考える ●あす中区で講演会」(2012年3月16日)は次のとおり報じています.

「医療事故の原因究明にあたる新たな組織のあり方を考える講演会が17日、名古屋市中区三の丸1丁目の桜華会館で開かれる。医療事故の被害者や医療過誤訴訟にかかわる弁護士が、医療事故調査機関(医療版事故調)の設立を求める立場から講演する。
 医師や弁護士らで作る全国組織「医療事故情報センター」(名古屋市)の堀康司弁護士が、諸外国で医療事故が起きた際の対応について話す。また、医療過誤で息子が脳に重い障害を負った春日井市の稲垣克巳さんが体験を通じて医療版事故調の必要性を説く。
 主催する「医療過誤原告の会」の中部地区代表の森永泰彦さん(66)は「医療訴訟では被害者側が立証しなければならないが、医療側から資料を引き出すことすら難しい」と話す。
 医療版事故調をめぐっては、2008年に厚生労働省が創設案をまとめた。しかし、警察への通報義務をめぐり医療界の一部が反発。政権交代後、具体化に向けた動きはなかったが、国は今年2月から原因究明をする組織のあり方をめぐる議論を再開させた。
 講演は午後1時15分からで、無料。問い合わせは森永さん(090・8076・3438)。」


医療過誤原告の会のサイトによると,以下のとおりです.

日時 3月17日(土)13:15~16:30
場所 桜華会館 052-201-8076  部屋名 八重桜(定員30名)  
   名古屋市中区三の丸一丁目7番2(名古屋地裁向)
   最寄駅、丸の内、または市役所
① 挨拶 13:15~13:20 森永中部地区代表 
② 情勢・原告の会活動報告 13:20~13:40 宮脇会長
③ 講演 諸外国の医療事故対応の動向 13:40~14:30 堀 康司弁護士
④ 講演 医療の安全を願って 14:30~15:15 稲垣克巳氏 
⑤ 休憩 15:15~15:25
⑥ 会員の体験交流・相談 15:25~16:30
参加費 無料
連絡先 森永(090-8076-3438)、清水(080-3068-5183)

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by medical-law | 2012-03-16 13:14 | 医療事故・医療裁判

高濃度塩化カリウム製剤のワンショット投与で患者を死亡させた准看護師を送検

高濃度塩化カリウム製剤のワンショット投与で患者を死亡させた准看護師を送検_b0206085_14541889.jpg

以前,高濃度カリウム製剤や10%リドカイン製剤のワンショット輸液事故が報じられていました.私も,高濃度カリウム製剤のワンショット輸液事故の民事裁判を担当したことがあります.
その後,高濃度カリウム製剤の病院常備は終焉したと思いましたが,○○市にある病院で,准看護師(23歳)が,2010年1月23日,高濃度カリウム製剤をワンショット投与し,患者(女性,当時88歳)を死亡させるという痛ましい事故がおきました.
准看護師を業務上過失致死の容疑で宇都宮地検に書類送検したことが報じられています.

毎日新聞「医療過誤:○○の病院で88歳、点滴ミスで死亡 准看護師を書類送検」(2012年3月15日)ご参照

【追記】  
日本経済新聞「点滴ミスで88歳死亡 准看護師を略式起訴」(2012年9月27日)は,次のとおり報じました.

「○○県○○市の○○病院で2010年1月、肺炎などで入院していた市内の女性患者(当時88)に誤った方法で点滴し死亡させたとして、宇都宮区検は27日までに、准看護師として同病院で働いていた女性(23)を業務上過失致死罪で略式起訴した。24日付。

 起訴状によると、10年1月23日午前11時15分ごろ、患者に点滴する際、医師から濃度を薄めて使うよう指示されていた塩化カリウム液をそのまま点滴し、高カリウム血症により心停止させ、4日後に死亡させたとしている。〔共同〕」



○○簡裁は,同年9月28日,准看護師に罰金70万円の略式命令を出しました(毎日新聞2010年9月29日).

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by medical-law | 2012-03-16 01:24 | 医療事故・医療裁判

放射線技師死亡,過剰被曝問題の真相解明は?

放射線技師死亡,過剰被曝問題の真相解明は?_b0206085_14362938.jpg日本テレビ「放射線技師死亡 患者家族から懸念の声」(2012年3月15日)は,次のとおり報じています.

「医師法違反の疑いで取り調べを受けていた市立○○病院の放射線技師が死亡したことを受け、被害者の家族から真相解明の妨げにならないか不安の声があがっている。死亡したのは、市立○○病院の男性技師長補佐(54)。県警の事情聴取が予定されていた14日、○○市の駐車場に止めた車の中で死亡しているのが見つかった。捜査関係者によると、遺体には注射したような跡があり、車の中からは農薬の容器が見つかった。自殺とみられている。技師長補佐の死亡を受け被害者の家族は「事件の真実を知る人が亡くなり、やりきれない気持ち。死亡を理由にせず病院や市は今後も真相解明を進めてほしい」としている。一方、病院の○○院長は「死亡については困惑しているが、今後設置する第三者委員会で過剰投与問題の検証を進めていく」としている。」

上記報道の件は私が担当したものではありません.
そもそも,本件は,個人の責任で片付けるのではなく,まず,病院の体制の問題を問うべきではなかったか,と思います.警察の関与以前に,病院が公正な事故調査委員会を設置し,すみやかに事実を解明すべきであったと思います.
また,警察は,任意で調べるか,逮捕すべきかの判断に誤りはなかったのでしょうか.
放射線技師の死亡により,本件の事実究明が果たされないことになるとしたら,遺憾です.

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by medical-law | 2012-03-15 22:24 | 医療

日弁連会長選挙,再投票の結果,再選挙へ

日弁連会長選挙,再投票の結果,再選挙へ_b0206085_13464756.jpg
日弁連会長選挙は,予想通り,再投票でも決着がつかず,再選挙(4月27日)になりました.日弁連の会長選挙は特殊で,当選には,総投票でトップになること,かつ,18弁護士会以上でトップになることが必要です.今回の再東京でも,両要件を充たすことはできませんでした.そこで,選挙は最初からやり直しとなります.

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◆ 得票数

再投票の得票では,山岸憲司先生が8558票,宇都宮健児先生が7486票でした。
宇都宮先生は,善戦し,1回目の投票より山岸先生との票差を縮めています.

◆ トップ弁護士会数

弁護士会数については,山岸先生は14弁護士会でトップでした.当選には4弁護士会足りませんでしたが,第1回投票より2弁護士会増やし,健闘しました.

山岸先生は,新たに第二東京弁護士会,山口県弁護士会,宮崎県弁護士会,旭川弁護士会,香川県弁護士会,高知弁護士会でトップになりました.

他方,1回目の投票で山岸先生がトップだった新潟県弁護士会,三重弁護士会,大分県弁護士会,釧路弁護士会では,今回宇都宮先生がトップでした.

とくに,新潟県弁護士会では,山岸先生は第1回が74票なのに今回67票でした.(宇都宮先生は56票から83票に増やしています.)
大分県弁護士会でも,山岸先生は第1回が53票なのに今回44票でした.(宇都宮先生は44票から54票に増やしています.)
釧路弁護士会でも,山岸先生は第1回が27票なのに今回25票でした.(宇都宮先生は25票から27票に増やしています.)

これらの弁護士会では,宇都宮陣営の反撃が奏功したのでしょう.(もし,山岸陣営がこれら4弁護士会を守り通していれば,山岸先生の当選でした.)

また,静岡県弁護士会では,両先生の投票数はともに133票と同数でした.

以上のとおり,弁護士会争奪の激しい戦いがうかがえる結果でした.

◆ 投票率

投票率は,残念ながらやはり低下し,57.24%でした.
投票率が高いのは,和歌山県弁護士会(91.80%),長野県弁護士会(87.82%),旭川弁護士会(83.72%)で,和歌山県弁護士会と旭川弁護士会では山岸先生がトップでした.長野県弁護士会では宇都宮先生がトップでしたが,山岸先生とは僅か8票差でした.これらの弁護士会では,両陣営の激しい攻防により,得票率が高くなったのでしょう.

他方,投票率が低いのは,わが第二東京弁護士会(35.03%),第一東京弁護士会(38.63%),横浜弁護士会(39.14%)でした.第二東京弁護士会,第一東京弁護士会では,山岸先生がトップ,横浜弁護士会では宇都宮先生がトップでした.

◆ 会員数と得票

会員数の多い上位4弁護士会では,山岸先生の得票が優りました。

1 東京弁護士会(会員6615,2572対960)
2 第二東京弁護士会(会員4265,838対630)
3 第一東京弁護士会(会員4093,1256対309)
4 大阪弁護士会(3853,1162対1012)

会員数5位から13位の弁護士会では,宇都宮先生の得票が優りました。

5 愛知県弁護士会(会員1536,201対549)
6 横浜弁護士会(会員1285,190対310)
7 福岡県弁護士会(会員983,126対323)
8 兵庫県弁護士会(会員704,126対261)
9 札幌弁護士会(会員633,122対220)
10 埼玉弁護士会(会員622,70対202)
11 京都弁護士会(会員577,96対214)
12 千葉県弁護士会(会員576,49対215)
13 広島弁護士会(会員474,123対144)

会員数14位の弁護士会では,得票は同数です。

14 静岡県弁護士会(会員378,133対133)

会員数15位から20位の弁護士会では,宇都宮先生の得票が優りました。

15 仙台弁護士会(会員374,77対169)
16 岡山弁護士会(会員310,91対109)
17 群馬弁護士会(会員235,56対74)
18 沖縄弁護士会(会員230,56対67)
19 新潟県弁護士会(会員228,67対83)
20 熊本県弁護士会(会員220,47対116)

会員数21位の弁護士会は,山岸先生の得票が優りました。

21 茨城県弁護士会(会員207,62対52)

会員数22位から28位の弁護士会では,宇都宮先生の得票が優りました。

22 長野県弁護士会(会員197,82対90)
23 栃木県弁護士会(会員171,33対70)
24 鹿児島県弁護士会(会員162,32対53)
25 岐阜県弁護士会(会員154,30対60)
25 福島県弁護士会(会員154,46対67)
27 三重弁護士会(会員151,44対49)
28 愛媛弁護士会(会員144,42対50)

会員数29位以下は,まだら模様です.


開票結果仮集計」ご参照

再投票開票結果

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by medical-law | 2012-03-15 01:02 | 弁護士会

医師がたばこを吸うのはおかしい

医師がたばこを吸うのはおかしい_b0206085_18303427.jpg八重山毎日新聞「八重山病院の敷地内全面禁煙 医師から禁煙すべき、南山病院の辻下医師が強調」(2012年3月13日)は,次のとおり,報じています.

「今月1日から敷地内全面禁煙を始めた県立八重山病院は12日午後、院内会議室で職員を対象に講演会を開き、敷地内全面禁煙の徹底に向けた意識を高めた。講演会では、実際に精神科病院で全面禁煙に成功した南山病院精神科医師の辻下洋介氏が「いかにして全職員で敷地内全面禁煙を進めたか~南山病院での取り組み~」をテーマに約1時間、講演した。同病院では、「医療従事者はたばこを吸うべきでない」との信念から10年前に院長と患者5、6人で勉強会を開始。喫煙しているかどうかを調べる呼気中の一酸化炭素の濃度測定や禁煙講演会の定期開催、就業時間中の喫煙禁止の職務規定を設けるなどして、全医師、職員、患者へと禁煙を拡大、09年には全職員、患者の禁煙を達成した。

 辻下氏は、南山病院での取り組みを紹介しながら全面禁煙を実行するための必要条件として▽リーダーのぶれない方針▽全医師が非喫煙者▽たばこがない環境整備-などを挙げた。
 また、敷地内全面禁煙になってから▽火事のリスクが減った▽病院内がきれいになった▽業務の効率化が図れた▽たばこに関するトラブルがなくなった-とその効果を話した。
 最後に辻下氏は「医師がたばこを吸って、患者にたばこをやめろと言うのはおかしい」と指摘。全面禁煙達成には、まず医療従事者から禁煙することの必要性を強調した。」


辻下洋介氏の指摘は,誠にごもっともです.
命と健康のために働く医師がたばこを吸うのはおかしい,と思います.

2012年3月14日14時に,東京高裁(裁判長福田剛久判事でタバコ病のない社会を目差す裁判の判決が言い渡されます.

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by medical-law | 2012-03-14 01:56 | タバコ

溝口訴訟,支援者,県の上告に抗議して座り込む

溝口訴訟,支援者,県の上告に抗議して座り込む_b0206085_13584553.jpg熊本県の水俣病認定申請棄却処分取り消しと認定義務付けを求めた水俣病溝口訴訟は,福岡高裁で患者側の逆転勝訴となりました.

溝口訴訟,福岡高裁平成24年2月27日患者側逆転勝訴判決」ご参照

ところが,熊本県は,2012年3月8日,溝口チエさんを水俣病と認めるよう,熊本県に命じた福岡高裁平成24年2月27日判決を不服として最高裁に上告しました.
非科学的な認定基準を墨守し,あくまで争う熊本県と,その背後の国の姿勢は,誠に遺憾です.
支援者ら約30人は,2012年3月12日,上告に抗議して座り込みを行いました.

読売新聞「水俣病訴訟で県の上告に対し、原告支援者らが抗議の座り込み」(2012年3月13日)は,次のとおり報じています.

「水俣病の患者認定を巡り、国の基準を満たさない溝口チエさん(1977年に死去)を認定するよう県に命じた福岡高裁判決を不服として県が上告したことを受け、チエさんの次男で原告の秋生さん(80)を支援する人たち約30人が12日、水俣市役所前で抗議の座り込みを行った。

 「水俣の暮らしを守る・みんなの会」(坂本龍虹代表)や「水俣病被害者互助会」(水俣市)のメンバーたち。「熊本県の上告に抗議」「溝口秋生さんガンバレ」などと書いた布を掲げて、市役所前を通行する車両などに訴えた。

 みんなの会の山下善寛事務局長は「上告は水俣病問題の解決を遅らせることになり、患者や市民のためにならない。市も上告しないよう県に働きかけるべきだった」と行政の対応を批判した。」


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by medical-law | 2012-03-14 01:48 | 司法

大学病院,HBVキャリアに抗がん剤・ステロイド剤を投与し,劇症肝炎を発症した死亡事案で和解

大学病院,HBVキャリアに抗がん剤・ステロイド剤を投与し,劇症肝炎を発症した死亡事案で和解_b0206085_1422632.jpg読売新聞「B型肝炎死亡、福大病院責任認め6280万円支払い」(2012年3月13日)は,次のとおり報じています.

「2009年、○○大学病院(○○市)で抗がん剤投与後に劇症肝炎を発症して死亡したのは、病院側がB型肝炎ウイルスの増殖を防げなかったのが原因として、○○市の女性(当時46歳)の遺族が同大に約7900万円の損害賠償を求めた訴訟は13日、福岡地裁(増田隆久裁判長)で和解した。遺族の代理人弁護士によると、病院側が死亡への責任を認めて謝罪し、和解金約6280万円を支払う内容という。

 訴状などによると、B型肝炎のキャリアー(未発症の持続感染者)だった女性は08年、乳がんの手術を受け、09年1月から抗がん剤とステロイド剤を投与された。その後劇症肝炎を発症するなどし、同5月に死亡した。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
HBV(B型肝炎ウイルス)キャリアに,抗がん剤・ステロイド剤を投与した場合,HBV の再活性化により致死的な重症肝炎が発症することは,よく知られています.そのため,HBV キャリアに抗がん剤・ステロイド剤を投与する場合には,ラミブジン(ゼフィックス)などを予防投与してHBV再活性化を防止します.
本件でも,当然,ラミブジン(ゼフィックス)などの予防投与が行われていた筈ですが,投与法などに不十分なところがあったのではないでしょうか.

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by medical-law | 2012-03-14 01:17 | 医療事故・医療裁判

大学病院,ガーゼの体内残留医療事故を機に,再発防止策,各種マニュアルや手順等を再確認

大学病院,ガーゼの体内残留医療事故を機に,再発防止策,各種マニュアルや手順等を再確認_b0206085_21265195.jpg長崎大学病院は,平成24年2月27日,そのサイトに,循環器内科のガーゼの体内残留医療事故について,以下のとおり掲載しました.

「【医療事故の内容】
平成23年8月,本院は内臓疾患のため入院していた長崎市在住の男性に対し,開腹手術を行いました。その後,心臓に不整脈が見られ,通常の生活が心配されることから,平成23年9月,左前胸部皮下にペースメーカーの埋め込み術を実施しました。
埋め込みから2か月間,数回にわたり傷口から出血及び分泌物が出てきたことから感染症予防の処置のため,いったんペースメーカーを摘出しました。その際,ペースメーカーを埋め込む時に止血用として使用したガーゼ1枚がペースメーカーの背下から発見されました。

【異物発見の経緯】
平成23年11月、本院において、ペースメーカーを摘出した際にガーゼ1枚がペースメーカーの背下から発見されました。
本院での診療記録を調査したところ、平成23年9月に本院でペースメーカーの埋め込み術を実施した際に使用したガーゼであることが分かりました。発見されたガーゼはX線に写らないものであり,ペースメーカー部分を撮影した単純X線検査では確認できませんでした。

【患者さんへの対応】
これらの事実につきまして,患者さん及びご家族にすべてを説明し,謝罪しました。
患者さんは一旦平成23年11月に退院され,その後,再入院して2度目の開腹手術を行い,退院されました。ペースメーカーの再挿入は症状経過を見ながら行うことにしています。

【再発防止について】
本院ではペースメーカーの挿入は,血管造影室で実施することがほとんどです。その際に,ガーゼを体内へ挿入する明確な手順が確立されていませんでした。
現在はガーゼを体内に入れて使用する場合には必ずガーゼの一部を見える状態で入れること,X線に写るガーゼを使用しX線検査で確認すること,ガーゼが残っていないかダブルチェックする項目を処置記録に作成することなどで,再発防止に努めています。
本院としましては,今回の医療事故を重大に受け止め,各種マニュアルや手順等の再確認を喚起するとともに,医療安全管理体制の一層の強化を図っていく所存であります。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
2012年でも,ガーゼの体内残留医療事故はおきています.
事故には,原因があります。
原因を調べ,再発を防止することが必要です.

長崎大学病院は,
1)必ずガーゼの一部を見える状態で入れること
2)X線に写るガーゼを使用しX線検査で確認すること
3)ガーゼが残っていないかダブルチェックする項目を処置記録に作成すること
という再発防止策をとりました.
さらに,各種マニュアルや手順等の再確認を喚起することになりました.

このような再発防止策により,医療安全が高められることを期待いたします.

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by medical-law | 2012-03-13 17:37 | 医療事故・医療裁判

産休明け

臨月1ヵ月,産後2ヵ月半お休みをいただいて,産休明けに,事務所に復帰しました.
ずいぶん依頼者も増え,事件もすすんでいて,仕事のペースに追い付くことで必死ですが,無事に復帰できて嬉しいです.

幸い妊娠経過も順調で,出産当日から完全母乳ですくすく育ち,安心して仕事に戻れました.
が,復帰早々,子供がRSウイルスに罹患し,仕事と入院の付添で,てんやわんやでした.
RSウイルスは,2歳までに100パーセントの子供が罹患すると言われる,どこにでもあるウイルスですが,6ヵ月未満の子供が罹患すると重症化しやすいとのことで,予防的に入院管理しました.苦しそうに咳き込む子供をみると,この子を守ってあげられるのは自分しかいない,と改めて自覚しました.

初めての育児で慣れないことばかりですが,健康管理に気を付けながら,子育てを楽しんで,仕事と両立していきたいと思います.

谷直樹
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by medical-law | 2012-03-13 14:11 | 日常

日弁連会長選挙,再投票は3月14日

日弁連会長選挙,再投票は3月14日_b0206085_13231614.jpg平成24年度同25年度日本弁護士連合会会長選挙の再投票は明日3月14日です.
私の見通しは,「日弁連の会長選挙,再投票へ」に書いたとおりです.
会長選挙の投票率は62.28%と決して高くありませんでしたが(投票開票結果,とくに第一東京弁護士会と横浜弁護士会の投票率は50%を切っています.)重要な選挙ですので,再投票ではより高い投票率を期待いたします.

【追記】
投票結果は「日弁連会長選挙,再投票の結果,再選挙へ」ご参照

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by medical-law | 2012-03-13 13:17 | 弁護士会