弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

金沢地裁令和2年3月30日判決,術後管理において適切な情報共有がされず措置が遅れ出血性ショックで死亡した事案で約1100万円の支払いを大学病院に命じる(報道)

朝日新聞「金沢医科大に賠償命令 手術後死亡の遺族に 金沢地裁」(2020年3月31日)は,次のとおり報じました.

「金沢医科大学病院(内灘町)で肝細胞がんの手術を受けた男性(当時73)がその後死亡したのは、適切な術後管理がなされなかったためだとして、遺族が、病院を運営する金沢医科大を相手取り、約4400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、金沢地裁であった。加島滋人裁判長は「医師が注意義務を怠った」などとして、同大に約1100万円を支払うよう命じた。

 判決によると、男性は2015年11月10日、同病院で腫瘍(しゅよう)を壊死(えし)させる手術を受け、翌日朝、出血性ショックで死亡した。判決は、男性の体内で出血を疑わせるような状況があったが、医師が超音波検査などを実施せず、漫然と対処的治療を継続したと認定。主治医や当直医らの間で適切な情報共有もされておらず、措置が遅れたと指摘した。
 同大は「判決文が届いていないためコメントは差し控える」とした。(堀越理菜)」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
このように適切な情報共有がなされない,連携ミスによる医療過誤は,少なくないように思います.


谷直樹

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# by medical-law | 2020-04-01 11:10 | 医療事故・医療裁判