未熟なころのことを忘れないことで、向上した今の状態を認識できる、という意味です.
『花鏡』奥の伝に、「初心不レ可レ忘」には、次の3つの意味がある、と書かれています.、
「是非の初心不レ可レ忘。
時々の初心不レ可レ忘。
老後の初心不レ可レ忘。」
「老後の初心を忘るべからずとは、 命には終りあり、能には果てあるべからず。その時分時分の一體一體を習ひわたりて、又老後の風體に似合事を習は、老後の初心也。老後初心なれば、前能を後心とす。五十有餘よりは、せぬならでは手立なしと云り。せぬならでは手立なきほどの大事を、老後にせん事、初心にてはなしや。」
ベテランになっても、ベテランなりに未熟さがあることを忘れてはいけないのです.
今年もさらなる向上心をもってがんばりたいと思います.
谷直樹
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